>MWSを備えた狙撃銃を要求される様になったのにはどういう理由があるのでしょうか。
大きな理由は汎用性とコストの問題です。
作戦内容によっては使用する銃や弾薬を選ぶ必要がありますが、複数の銃を用意しなくてもMWSによって作戦内容に合わせたセットアップが可能になるというメリットがあります。
具体的には、固定ストックやフォールディングストックを選択できたり、マルチキャリバー化によって銃身交換だけで作戦内容に合わせた口径を選択し、サプレッサーやマズルブレーキを装着するといった設定変更が容易です。
もう一つはコストの問題で、銃の単価は上がりますが、故障の際でもユニットごと交換して素早い修理が可能になるなど、兵站の面に於いてトータルコストの削減になります。
>交換によるゼロインのし直しは問題とならないのでしょうか?
MWSに限らずどんなスナイパーライフルでも作戦前や銃身交換時にはゼロインが必要ですから、MWSによる特別な影響はありません。
>分解して持ち運べる事はスナイパーにとってのメリットに成り得ない
MWSのスナイパーライフルに関しては、コンパクトに持ち運べるというのは副次的効果であって、MWSの本来の目的とは異なります。