ショットシェルの中には、プラスチックの白い細かい粒が入っていると聞いたのですが、これにはどのような効果があるのでしょうか?
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通常は入っていないのですが、白い粒が入っているショットシェルも存在します。
この白い粒はポリエチレンやポリプロピレンなどで、バックショットの隣り合った鉛玉同士のギャップを埋めるための緩衝材(フィラー/バッファー)です。
発射時の強いGが鉛玉を変形させるとショットパターンが偏るため、まんべんなく綺麗に弾を散らせるために粒が封入されます。
銃創学的には、この粒の痕が射殺遺体に残されているとパウダータトゥーイング(火薬の粒が皮膚に衝突し痕が付く状態)と誤認されやすいため、注意が必要と言われています。