固定された銃身上にサイトが備わっているリボルバーの方が、スライド上にサイトが備わっているピストルより高い命中精度を持つ傾向があります。
しかしシングルアクション・トリガーとダブルアクション・トリガーでは、シングルアクション・トリガーの方が命中させやすいため、連続射撃時は一般的にシングルアクションで射撃可能なピストルの方が命中率が高い傾向があります。
ダブルアクション・トリガーは熟練者にとっても難しく、弾薬を大量に消費しなければマスターすることができないため、同じリボルバーでも時間を掛けてシングルアクションで射撃する場合と、ダブルアクションの連続射撃では命中率が異なるのが通常です。
またフリンチングの問題もあります。
全くの初心者は反動の強さを予測せずにトリガーを引くことで却って高い命中率を得ることがありますが、射撃に慣れて反動の強さを覚えた人は、それに対応しようと力が入ってしまい、撃発の瞬間に銃口が下がってターゲットの下に命中させてしまうことはよくあることです。
特にマグナム弾では必要以上に力んでしまうこともあり、ピストルとリボルバーのどちらでも起こり得ます。
また、銃によってそれぞれロックタイムや機構が異なり、トリガーを引いてから撃発に至るまで銃を静止させやすい条件が揃っていれば命中させやすいですし、グリップやトリガーの影響から銃を静止させずらいこともあります。
この様な点から、使用する銃や射撃の条件によるため、単純にリボルバーとピストルのどちらとは一概に言えないというのが私の考えです。