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アメリカとイギリスのサプレッサー規制の違い

元米陸軍試験評価コマンド所属のディーン・ワインガーテン氏のサプレッサーに関するつぶやきが面白かったので翻訳しました。

今年一月のSHOTSHOWで、私はあるイギリス人の隣に座った。彼はイギリスのハンティングマガジン誌のライターだ。私たちはアメリカとイギリスの銃の法律について話し合ったが、やがてサプレッサーの話題になった。そこで私が興味深く学んだのは、(イギリスでは)サプレッサーは比較的簡単に所持することができるうえ、事実、警察がそれを奨励していることだった。サプレッサーをライフルに使用することは健全と考えられ、騒音を抑えるものなのだ。そして、殆どのエアガンにはサプレッサーが装着されている。

私の新しいイギリスの友人は、私の方を向いてこう言った。
「私はアメリカのサプレッサー規制が全く理解できない。何の目的でそれほど所持を難しくするのか?」

私は彼の質問に答えられなかった。私が推測するベストの答えは、サプレッサーが密猟(荒らし)に使用されていたことや、マシンガンと同じ規制カテゴリーに入れられているからだろう。だが、それはヒントでしかない。私は(サプレッサーが規制された)1934年のNFA(National Firearms Act)銃規制法の議論の中で、(サプレッサーの)規制目的について触れたところを見たことがない。

それは不合理な規制であるショート・バレル・ライフル/ショットガンにも簡単に見ることができる。規制の主な目的の一つは、ハンドガンを規制し登録させ、認可制にして数を減らすことだったが、このことがライフルやショットガンのピストル化が違法であることを理に適ったものとした。だがサプレッサーはどうだろう?ポイントは何だ?

もしかしたらそれは立法上の戦略であり、取引材料を持ち出して代わりに他の条項を盛り込まれたのかもしれない。もしかしたら、単純にルーズベルト政権が持てる権力を行使したのかもしれない。もっとも、私たちがそれを知る由も無い。確かなのは、それが政府による最大の公衆衛生上の失敗の一つであることだ。極度のサプレッサー規制と金銭的障壁のせいで、何百万人も聴力を失った。

合理的にサプレッサーを使用することに関して、ヨーロッパはアメリカの先を行っている。フィンランドの最高裁は、フィンランド国内においてサプレッサーの製造、売買、交換、使用は憲法で保障されているとした。

まあ、同じことはアメリカ合衆国憲法修正第二条でも適用できるだろう。
だが私のイギリスの友人の見たてでは、それは出来ないし、出来ないことの意味がわからないという。

GUN WATCH Conversation with an Englishman on Silencers

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