洒落のつもりで、Uberi Remington 1858にレーザー・サイトを装着させてみました。現代と150年昔のテクノロジーの融合です。うーん、SFちっくだ。このレーザー・サイトは、Ncスター社の製品で、30ドルという安さにも関わらず、ダットも明るく小さくて、非常に気に入りました。次のガンショーでもう一つ購入しようなどと考えています。
ところで、レミントン1858に使用するためのグリスを探して、普段行くことの無いガンショップを訪れました。オープン・カフェや洒落たバーの並ぶダウンタウンから路地に入ったところにその店はあります。ここは、コレクター相手の店であるので、新製品は扱っていません。その代わり、今や貴重なハンドガンやライフルが所狭しと並んでいます。
レミントン1858はパーカッション・リボルバーですが、火薬や弾を装弾後にシリンダーの穴(弾の周り)にグリスを塗ってやります。これは、射撃時に発生するシリンダー・ギャップから漏れた発射ガスが、他のシリンダー内に進入し引火することがあるため、これを防ぐ目的でグリス(又はオイル)が塗られます。カートリッジ使用のリボルバーでは考えられないことです。
この店は新製品を扱っていないと述べましたが、アクセサリー類や弾も扱っていません。よって、銃のみ扱うということで、探していたグリスもありませんでした。しかし、ここの店員は親切で、ついでに様々な鉄砲を弄らせてくれました。例えば・・・、
スナブノーズ・リボルバー
S&W M10やM36など、2インチ・バレルのリボルバーがズラリとショーケースに並んでいます。価格はお手軽?な300ドルほどからあるので、スナブノーズが欲しくなったらここへ来ようと思います。コルト・コブラや、コルト・ディテクティブなども陳列されています。他には、旧日本軍の二六式リボルバーや、コルト1917なども。
モーゼルC96
ドイツ製モーゼル(マウザーC96)が木製ストック付で転がっていました。店の奥のテーブルにゴチャゴチャと銃が山盛り状態で、そのなかにまさに転がっていた状態でした。手にとって見ているうちに、「そういえば昔、マルシンの金属C96が欲しかったなぁ・・・」なんて思い出しました。ちょっと欲しくなり、店員に価格を聞いてみると、軽く「2,500ドルだよ」なんて言います。2万5000円なら買いますが、25万も出せません!でも、確かに状態は良く美しいフォルムでした。
ブリーチを前進させたときのジャキンという音がたまりません。
「ちょっと高いよ〜」ということで、店員が他にもあるというので見せてもらうと、中国製C96でした。しかもボロボロ。色は鈍い銀色で450ドル。手にとっただけで、チャッと音を立てるほど全てのパーツがガタガタ。店員曰く、「これをホームディフェンスに使うと良いよ。いざという時、手が震えると同時に銃がカチャカチャと音を立てるよ。」などと笑っていました。なるほど、確かに少し手を震わせただけでうるさいほど鳴る(笑。
M1AとM1ガーランド
「これは最高だよ。」と、頼んでもいないのに店員が持ち出してきたのはスプリングフィールドM1A、M14ライフルの民間モデルでした。中古でないこの新品のM1Aは1,400ドルと良いお値段です。欲しいけど、高いよ〜。ついでにM1ガーランドもストックの状態が異なる4丁を見せてもらいましたが、こちらは700ドルほどで、M1Aに比べると安く感じます。「スコープ付けたいなぁ」と言うと、店員は「レシーバーにドリルしたらそれもできるけど、価値は下がるね。でも、もちろんそれはあなたのお金だから、それも自由だけど。」と、にこやかに言っておりました。
他にも、日本の銃も南部十四年式や九九式ライフルなど様々でしたが、中でも欲しくなったのは450ドルのルガーP08でした。コレクションする気はないので、ガンガン撃ちまくっても惜しくないP08は魅力です。この店は自宅から車で約10分の場所なので、掘り出し物を探しにまた訪れたいと思います。