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銃の弾薬の各部名称:弾頭や薬莢についた名前とは?

銃の画像

弾薬に関する各部名称をご紹介します。

拳銃弾/ピストル弾(9x19mm)

case-pistol
1ヘッド反動を受ける薬莢の最も頑丈な部分
2ボディ
ケースボディ
装薬が装填されている部分
側面はケースウォールとも呼ばれる
3ブレット
(弾頭/弾丸)
薬莢を残して発射される部分
画像のフルメタルジャケット弾(FMJ)では、コア(弾芯)とジャケット(被甲)で構成される
4ケースマウス 薬莢先端の口の部分
5リム エキストラクターが引っかかる縁の部分
6ヘッドスタンプ 製造メーカー名、口径、製造年などの弾薬情報が打刻されている
7プライマー
(雷管)
装薬を燃焼させるために必要な撃発用火薬が収まる場所
8インデント
ストライク
ストライクポイント
(撃針痕) 
発射時にファイアリングピン(撃針)が叩いた痕
9エキストラクショングルーヴ エキストラクターの爪が入る溝

ライフル弾(5.56mm NATO)

case-rifle
1ブレット
(弾頭/弾丸
先端に向かって傾斜が始まる部分はショルダーと呼ぶ
2カニュラー
カナルー
キャナルアー 
薬莢先端(ケースマウス)が食い込んで保持する凹み
ホローポイント弾では過度の拡張を抑えるために使用されたり、コア(弾芯)とジャケット(被甲)の分離を防ぐために使用される
3ベアリングサーフェイス 薬莢と接触する面
4ベース 弾丸の底面
5パウダー
(装薬/火薬)
発射に必要なガス圧を生じる火薬
6ケースマウス薬莢先端の口の部分
7ネックボトルネックカートリッジの先端部分
8ショルダーボトルネックカートリッジのくびれた部分
9ボディ
ケースボディ
装薬が装填されている部分
10ヘッド反動を受ける薬莢の最も頑丈な部分
11エキストラクショングルーヴ エキストラクターの爪が入る溝
12リムエキストラクターが引っかかる縁の部分
13べベル リム後部の傾斜部分

ショットシェル(00バック・ショットシェル)

case-shotshell
1表記:シェルレングスショットシェルの全長(インチ)
弾と火薬を装填前/発射後のケース全長
2表記:ロード装填されている弾(散弾)の種類
3表記:シェルレングスショットシェルの全長(ミリメートル)
4クリンププラスチックケースを内側へ折り込んでフタをしている。
星の形に見えることからスタークリンプと呼ばれる。
スラグ弾使用時など、内側へ巻いて折り込まれたものはロールクリンプと呼ばれる
5シェルケース/ケース
6ブラスヘッド
メタルヘッド
ロンデル
(袴) 
反動を受ける薬莢の最も頑丈な部分
7ヘッドスタンプ製造メーカーや口径などの情報が打刻されている
8プライマー
(雷管)
装薬を燃焼させるために必要な撃発用火薬が収まる場所
9リムエキストラクターが引っかかる縁の部分
※1-3の表記の場所と内容はシェルによって異なることがあります。

shotshell

※内部はショット(散弾)、ワッド/ワッズ、パウダー(火薬)、プライマー(雷管)で構成されています。

弾頭(.45ACP .357マグナム 9x19mm)

bullets-name
1パウダー
(装薬/火薬)
発射に必要なガス圧を生じる火薬
2ベース 弾丸の底面
3ショルダー 先端に向かって傾斜が始まる部分
4カニュラー
カナルー
キャナルアー 
薬莢先端(ケースマウス)が食い込んで保持する凹み
ホローポイント弾では過度の展開(エクスパンション)を抑えるために使用されたり、コア(弾芯)とジャケット(被甲)の分離を防ぐために使用される
5クリンプマーク 「かしめ」の痕
コア(弾芯)とジャケット(被甲)の分離を防ぐために弾丸に付けられたもの
または、弾頭をケース(薬莢)に装填後に弾頭の保持を確実にするためにケースの上から付けられたもの
6ベアリングサーフェイス 薬莢と接触する面

プライマー(雷管)

primers
primer2
primer2hole

詳しい構造は以下のリンクをご覧ください。