アメリカの映画やドラマを見ていると、登場するプロップにも注目しがちです。
そして、ちょっといやらしい話ですが…プロップガンの種類や扱いを見てどれくらい予算掛けているのだろうなと、ついお金の話を考えてしまうこともよくあります。
自作したり専門業者のレンタルだったり色々だと思いますが、映像作品を見ていて「これは案外安い」「これはお金が掛かっただろう」と銃・射撃ファン的にわかるポイントはありますか?
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発砲シーンで使用される銃は高価な傾向があります。
実銃を加工して空砲を発射するブランクガンは、実銃の市場価格が高価であればブランクガンも高価です。
しかし、低予算の映画やドラマでは安価なトイガンベースのブランクガンも使用されますし、銃口がアップになるシーンや銃声を抑えたい場合、役者やカメラから距離が近すぎる場合などで電気着火のプロップガンも使用されますが、コストが安い場合もあれば高い場合もあり、一概に判断できません。
一方でコストが安いのは、発砲シーン以外で使用されるゴム製などの無可動プロップガンです。
役者の負担や安全性を考慮して発砲しないシーンで多用されますが、こうした銃はアップになることが少ないため外観で判別することは難しいといえます。