ARD(ハニカム/キルフラッシュ)はレンズの反射を抑えることが可能ですが、スコープ内に入る光量が少なくなるため、森林地帯など十分な日差しが無い暗い場所ではターゲットの捕捉が困難になります。
そのため環境に合わせて使用されます。
ミラージュバンドが軍で使用されることは無いとはいえませんが、殆どありません。
近年のスナイパーライフルはレイルシステムが備わっているものが多く、トップレイルが備わっているフォアエンドでは側面から熱が排出されるためミラージュバンドと同様の効果が得られます。
また、サプレッサー使用時にも陽炎の問題がありますが、これはサプレッサーにカバーを巻いて対処されます。
ミラージュバンドは一か所に留まって使用する場合に有効ですが、移動と射撃を繰り返すような用途では破損しやすくなります。
ベンチレストシューティングなどでは利点があるものの、軍においては必ずしも有効とはいえません。