軍や法執行機関ではオフセットサイトが流行する以前からホロサイトなど無倍率のリフレクターサイトとマグニファイアの組み合わせやACOGが使用されていたこともあり、あえてコストを掛けて交換する必要性が低いとも言えます。
特にACOGはBAC機能を利用することで近距離でも対応可能なため、オフセットサイトを用意する必要がありません。
また、25ヤード以内といった近距離ではサイト不使用でターゲットに命中可能なため、ポイント&シュートで十分という考え方がある他、オフセットサイトはストラップやスリングなどの装備に引っ掛かりやすい点が問題視されることもあります。
アフガニスタンで米軍がM4やDMRでオフセットサイトを使用している事例もあり、全く需要が無いわけではありませんが、仮に制式採用となるとオフセットサイトを使いこなすためのトレーニングが必要となるため、時間とコストが掛かるという問題があります。