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黒色火薬時代の拳銃弾でhard castやleadが多いワケ

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  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にポルポルにより1年、 7ヶ月前に更新されました。
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  • #99020
    Sakurai
    ゲスト

    32 S&W long や44 special 38 special などの黒色火薬時代の弾薬でleadやhard cast が多いですが何故なのでしょうか?

    #99022
    ポルポル
    キーマスター

    レッド(鉛)の人気の理由の1つにコストの安さがあります。

    しかし、安いからといって全ての銃にレッドブレットが適切であるわけではありません。
    鉛の弾頭を高速な弾薬で使用すると融点が低い鉛は摩擦熱で溶け、ライフリングに固着する、いわゆる「レッディング」が起こります。
    そのため弾速が速いパワフルな弾薬では鉛に銅合金などのジャケットを被せてレッディングを防ぎます。
    黒色火薬を使用していた時代は弾速が遅いため弾頭にジャケットを必要としませんでしたが、無煙火薬の登場によりジャケットの必要性が高まりました。

    .38スペシャルや.44スペシャルはカウボーイアクションシューティングなどスポーツで利用されることも多いためレッドブレットの利用が多いですが、同時にセルフディフェンス向けのジャケッテッドホローポイント弾もポピュラーです。

    また、コレクターなどライフリングの摩耗に気を遣うユーザーは鉛の弾頭を使用することで銃身の消耗を軽減します。

    ハードキャストについてはレッドブレットより貫通力が高いため狩猟用や対人用として利用されることが多い弾頭です。
    低速な弾薬でホローポイント弾頭を使用しても対象によっては十分な貫通力が得られないため、対象次第では高い効果を得るために貫通力を重視し着弾時の変形が少ないハードキャストが利用されます。

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