統計を見る限り、銃の販売は増加、銃犯罪よる死者はほぼ横ばいでしたが、近年やや上昇中。
銃による自殺は減少傾向だったものの近年やや増加、銃による無差別大量殺人事件は増加・・・といった傾向があります。
統計の見方や期間の設定によっても異なりますが、90年代のギャングの抗争被害が大きすぎたため、過去30~40年では相対的に銃犯罪が減少しているという見方もできます。
また人種別で見ると、白人やヒスパニックは減少し、黒人の死者が増加している傾向があります。
銃の販売数に関しては、銃購入時に必要となるFBIによる犯罪歴照会(バックグラウンドチェック)の統計が参考になり、過去3年間では以前より30%増加している状況です。(オバマ政権の影響に続き現在はコロナの影響で売れ行きが好調です)
銃を所有する理由に関する統計では、犯罪に対する自衛、ハンティング、コレクション、スポーツ、野生動物からの自衛・・・という順になり、購入者の過半数は対人を想定した自衛目的で購入されています。
統計が取られた年代によっても若干異なりますが、どの年でも概ねこの傾向があります。
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