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理想的なトリガープルについて

  • このトピックには2件の返信、1人の参加者があり、最後にアリスにより1年、 8ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #98961
    アリス
    ゲスト

    管理人様こんにちは。今回は理想的なトリガープルについて管理人様に意見をお伺いしたいです。
    トリガープルの話題は銃について回る物の一つですが、護身用のキャリーガンに限定したケースで、
    トリガーの引きやすさや安全性などを考えた場合、管理人様は何キロ程が理想的なトリガープルだと
    思われますか?
    自分個人としては大体2.5kg程(チューンを施していないグロック42や43と同程度)が安全性と
    即応性を両立したトリガープルだと思うのですが、いかがでしょうか?

    #98962
    ポルポル
    キーマスター

    理想的なトリガープルの重さは用途やユーザーの好みによって異なるため正解はありません。
    ガンメーカーは軽いトリガープルを設計することも可能ですが、そうしないのは理由があります。

    射撃競技では1.5~3ポンド(約700g~1.4kg)を利用されることが多いですが、コンシールドキャリーでもこのように軽いトリガープルを好まれることもあります。

    一方でリボルバーなどマニュアルセイフティの無いダブルアクショントリガーでは安全性や不発の少ない打撃力を考慮し10ポンド(約4.5kg)といった重いトリガープルも利用されます。

    コンシールドキャリー用で重いトリガープルが利用されるのは誤射のリスクを軽減する安全性や、近距離での使用を想定しトリガープルの重さによる命中率低下の影響が少ないと判断されることが多いためです。

    また同じトリガープルの重さでも、どのタイミングの重さかによってトリガーを引いた際の感覚が異なります。
    引き始めから引き終わりまで一貫して重い場合があれば、引き始めは軽いが引き終わり(ブレイク)の直前に重くなる場合もあり、一概にトリガープルの重さの数値だけで判断できるものではなく、同じ重さでも構造によって引きやすさ(必要な力)が異なります。

    私の個人的なトリガープルの重さの好みはモデルによって異なります。
    グリップした際の指とトリガーの位置はグリップの大きさによって異なるため、大きめのグリップの場合は軽いトリガープルの方が好みという場合もあります。

    ベレッタ92FSではSA時3.5ポンド(約1.6kg)がちょうど良いと感じますが、1911ピストルでチューンされたトリガーの場合は3~5ポンド(約1.4~2.3kg)の間であれば良いと感じます。
    しかし、前述の通り重さだけで良し悪しを判断できるものではありません。

    #98963
    アリス
    ゲスト

    極めて詳細な回答ありがとうございました。トリガープルの重さだけで良し悪しは判断できないのですね。大変勉強になりました。

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