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拳銃弾とライフル弾の人体への加害力の差

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  • このトピックには1件の返信、2人の参加者があり、最後にポルポルにより2年、 4ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #96261
    リナ一ド
    ゲスト

    銃撃によって相手を無力化する時に重要なのは「いかに相手の肉体や生死に直結する臓器を損傷させるか」だと考えているのですが、仮に相手が防弾チョッキなどの装備をしていないとして、その場合は.223レミントンなどの口径の小さいライフル弾よりも9mm弾や.45口径弾など口径の大きい拳銃弾の方が加害力において優っているように思えるのですが、実際のところどうなんでしょうか。やはり小口径のライフル弾でもタンブリングを起こすことで加害力を増している事から加害力の面では遜色ない性能になっているのでしょうか。

    #96271
    ポルポル
    キーマスター

    .44マグナムより口径が大きい.45ACPの方が人体に対して大きなダメージを与えるかといえば、実際はその逆です。

    弾頭重量を得るために口径の大きさも重要になりますが、口径の大きさとダメージの大きさは比例しません。

    大口径は永久空洞が大きくなるため損傷する細胞組織も多くなりますが、それよりも弾速やタンブリングが大きな影響を及ぼします。

    AK47で使用される7.62x39mm(M43)は着弾後30cm程度でタンブリングを起こしますが、着弾箇所の厚みが30cm未満ではタンブリングが起こる前に貫通し拳銃弾に似た銃創になります。
    一方、AK74で使用される5.45x39mmは7.62x39mmより高速で着弾直後からタンブリングを起こすため、大きな永久空洞を形成し致命的なダメージを与えます。

    拳銃弾もタンブリングが発生しますが、低速なためライフル弾ほどの大きな損傷は生じません。
    高速なライフル弾によるタンブリングやフラグメンテーション(弾頭の破砕)によって生じた損傷は、低速で大口径の拳銃弾より圧倒的に大きくなります。

    関連記事:9mm弾で撃たれた臓器はどうなりますか?

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