以前にも同様の質問に回答したことがあるのですが、安全保障上の理由から国産に利点があります。
国産であれば有事の際でも小銃が必要なときに必要な量を確保することが可能ですが、海外に外注すると相手の国やメーカーの都合によって入手困難となるリスクや、入手可能な場合でも必要な量を必要な期間内に確保できるとは限らないといったリスクがあります。
また将来一度失った製造ラインを再度作り直すには、設備や人材といったコストが負担となることも予想されますし、国内で製造できる環境を維持することで海外メーカーとの交渉において有利に働くこともあります。
ライセンス生産は国内での製造ですが、この場合も仕様変更が必要となった場合も勝手に改変することはできないことで相手の都合次第という面もあります。ただこれは契約内容にもよります。
またライセンス生産でオリジナル通りの性能を出せるとは限らず、技術者のスキルや設備など条件によっては要求される性能を満たさない場合もあります。
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