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十八年式村田銃について

  • このトピックには2件の返信、1人の参加者があり、最後にアリスにより1年、 2ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #101295
    アリス
    ゲスト

    管理人様こんにちは。今回は十八年式村田銃について質問があります。
    十三年式村田銃の改良型として知られる十八年式村田銃ですが、
    調べても具体的にどこをどのように改良したのか分かりません。
    一体、十八年式村田銃は十三年式村田銃のどこをどのように
    改良したのでしょうか?

    #101308
    ポルポル
    キーマスター

    細かい点を見ると様々な違いがありますが、ボルトデザインが大きく変更されています。

    一般的にボルトアクションライフルは分解時にボルトを後方へ引き抜くことが可能な構造ですが、十三年式はボルトの後退を止めるためのボルトストップをボルトハンドルの前方に配置し、別パーツをボルトにネジ止めしていました。これによりボルトが後方へ抜け落ちるのを阻止しています。

    しかし、十八年式ではボルト下部にストック左側から右側へ向かうネジを配置することによってボルトの後退を阻止する構造に変更しており、ボルトの切削加工も簡素化されています。

    また、レシーバーとストックの固定方法も変更されています。
    グリップ付近のレシーバー後部からストックに繋がる部分をタン(tang)と呼びますが、この部分が長くなり、銃の下方(トリガーガードの前後基部)も前後に長くなっています。
    十三年式ではストックが割れやすい構造だったため、金属パーツと木が接触する面積を拡大することでストックの割れを防ぐ対策です。

    その他、以下の変更点があります。

    ・トリガーとトリガーガードの形状を変更
    ・銃剣設計変更に伴うバヨネットラグ位置の変更
    ・製造にウィンチェスター製工作機械を導入

    #101309
    アリス
    ゲスト

    極めて詳細な回答ありがとうございました。かなり様々な点が変更・改良されているのですね。

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