MAC社を時系列で見ると以下のようになります。
1970年前後:ベトナム戦争の需要を見込み、投資家から資金を得て軍にセールスするが少数しか採用されなかった。(当時は1911ピストルがMAC10に交替する噂があった)
1972年:MAC10用サプレッサーを開発したワーベルとMAC10設計者のイングラムが投資家によって退社させられる。
1973年:MAC社の銃器製造終了。
1974年:政府のポリシー変更によりサプレッサーを装着可能なサブマシンガンの輸出が規制される。
1975年:ローンの返済が不可能になりMAC社倒産。
1976年:MAC社の在庫や工作機器など全てがオークションで売却される。
軍に大量採用される計画が破綻し、民間市場で販売するにしても200ドルの税金がかかるプレス加工のチープなマシンガンは市場の反応が悪く、最後に残された海外輸出が輸出規制によって倒産を決定的なものにしました。