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ボルトアクションのロッキングラグ

HB-PLAZA 入門者にやさしい銃器の話 フォーラム 実銃掲示板(過去ログ) ボルトアクションのロッキングラグ

  • このトピックには5件の返信、2人の参加者があり、最後に醤油により4年、 1ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #78018
    醤油
    ゲスト

    ボルトアクションのロッキングラグは2つのものとそれ以上のものがあります。3つ以上のラグのほうが操作角が少なくなったり、ラグが破損した場合の安全性などで有利だと思うのですが2つラグのライフルもいまだに多く生き残っているようです。2つのラグの利点はなんなのでしょうか?またはラグの数はそこまで重要な点でもないのでしょうか?

    #78022
    ポルポル
    キーマスター

    ボルトアクション・ライフルではボルト操作でボルトを回転させてファイアリングピン(ストライカー)をコックしており、ボルトを60度回転させる3ラグより90度回転させる2ラグの方が少ない力でコックすることが可能になります。(ライフルによっては2ラグで70度回転のものもあります)
    ボルトハンドルを持ち上げてコッキングする際にスプリングの抵抗でハンドルが重いと銃が動きやすくなるため、複数発を連続して速射する際に安定性が失われやすいという問題があります。
    しかしハンドルのスムーズさはモデルによっても異なるため、一概にラグの数で決定されるものではありません。

    その他、3ラグを3列にして9ラグにするなどラグの数が多いボルトも存在しますが、こうしたボルトは水が侵入して凍結するとボルトが動かなくなることがあります。しかし2ラグは凍結など悪環境にも強く、常にスムーズな開放が行えます。

    ・・・とは言え、ラグの数が多いとラグが欠損した場合でも事故が起こりにくい、レシーバーリング径を小さく設計できる、大口径スコープを使用できる、スコープをローマウントで搭載できるなどの利点もあり、どのラグの数でも一長一短があります。

    また、2ラグは製造工程が少ないため製造コストが低いという利点がありました。
    現代では技術の向上でマルチラグの製造が容易になりましたが、それでもラグの数が増えると工程は多くなります。

    #78034
    醤油
    ゲスト

    大口径スコープの使用などの利点はレシーバーリング径を小さくできることに起因すると思うのですが、なぜラグの数が多いと径を小さくすることができるのでしょうか?

    #78037
    えでぃ
    ゲスト

    ラグの数が多ければ、一つのラグにかかる荷重が減るので小型化・小径化ができるということでしょう。

    #78039
    ポルポル
    キーマスター

    えでぃさんが回答されている通り、ラグの接触面の面積が分散されるのでラグの高さを低くできます。

    #78043
    醤油
    ゲスト

    なるほど。お二人ともありがとうごさいました。

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