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パーカッション式リボルバーの火薬について

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  • このトピックには4件の返信、2人の参加者があり、最後にポルポルにより3年、 9ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #80959
    銃吉
    ゲスト

    38スペシャルや22LRは発売時には薬莢内に黒色火薬が充填されていましたが、その後に無煙火薬の登場に伴い無煙火薬が充填されるようになったとのことですが、パーカッション式のリボルバーに無煙火薬は使用できないのでしょうか?燃焼速度などの違いがあるので火薬の量を調整しても使用することは不可能なのでしょうか?

    #80964
    ポルポル
    キーマスター

    黒色火薬の場合と同じ方法で無煙火薬を装填するとシリンダーを吹き飛ばすことになります。

    使用する銃や装薬に精通し、装薬量、燃焼速度、発生するガス圧の高さ、弾頭重量、シリンダー内の弾頭の深さなどを計算できる知識があれば可能です。

    関連トピック:古式銃と古い規格の弾薬と無煙火薬

    #81002
    92626
    ゲスト

    横から失礼します。
    スモークレスパウダーが撃てるように
    percussion revolver conversion cylinders
    っていうモノが売られています。

    #82301
    AJ
    ゲスト

    シリンダ吹き飛ばすは無いと考えます。黒色火薬の方が圧倒的に燃焼速度が速いですので。
    無煙火薬と比べると、爆薬に近い燃焼速度で燃えます。というか黒色火薬は推進用にはあまり適しているとは言えないパウダーです。あの時代の銃は先込という装填の性質上、現代銃と比べてバレル内径と弾丸外形に多少のギャップがあるので黒色火薬を装薬として使えるワケです。バレル通過時に関しては、シリンダの隙間があるので、内圧の違い云々は無視できるレベルであるはずなので特には。
    無煙火薬を使っても撃てるとは思いますが、同じ条件で撃つんだとしたら黒色火薬使用時よりマズルエナジー低下すると思いますが、どうでしょう。

    #82317
    ポルポル
    キーマスター

    無煙火薬より黒色火薬の方が燃焼速度が速いのはご指摘の通りです。
    アメリカの法律では黒色火薬は爆薬として扱われています。

    しかし、同じ量(容積)の無煙火薬と黒色火薬で比較した場合、無煙火薬はより多くのガスを発生します。
    そのため無煙火薬の方が高圧になり、圧力上昇時間を比較した場合も黒色火薬より短時間で最大腔圧に達します。
    (無煙火薬の方が高圧域でより急激なプレッシャーカーブを描きます)

    >現代銃と比べてバレル内径と弾丸外形に多少のギャップがあるので黒色火薬を装薬として使えるワケです。

    ギャップに関しては銃や弾のタイプによって異なり、ライフリングを使用する銃の方がギャップ(ガスが漏れる隙間)が大きい場合があります。
    パーカッションリボルバーではシリンダーの薬室内径より直径が大きい弾が使用され、装填時には弾の周囲が削られてギャップの無い状態になります。

    関連記事:レミントン・モデル 1858 ニュー・アーミー

    以下の動画では無煙火薬をパーカッションリボルバーで使用しシリンダーがバラバラになっています。

    以下の動画ではピストル用の無煙火薬をマズルローダーで使用し破裂しています。

    >無煙火薬を使っても撃てるとは思いますが、同じ条件で撃つんだとしたら黒色火薬使用時よりマズルエナジー低下すると思いますが、どうでしょう。

    同じ条件(同じ装薬量)の場合、ブリーチが破裂すればマズルエナジーも低下するかもしれませんが、銃が圧力に耐えることができればマズルエナジーは大きくなります。

    また無煙火薬を使用し、銃が耐えることができる最大腔圧以下に抑えようとして装薬量を減らしたり弾頭重量を軽くすると使用可能な場合もありますが、黒色火薬を使用した場合よりマズルエナジーが低下する場合もあります。

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