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コルトパイソンやS&W M19を労わって撃つ方法

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  • このトピックには4件の返信、2人の参加者があり、最後にゆうたにより2年前に更新されました。
5件の投稿を表示中 - 1 - 5件目 (全5件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #97406
    ゆうた
    ゲスト

    いつもお世話になっております。
    またよろしくお願いします。

    以前にお返事いただいた事を蒸し返すような質問で申し訳ないのですが、コルトパイソンやS&W M19(いずれもリニューアル前のもの)をできるだけ労わりつつ、なおかつできるだけパワーのある弾薬で使用するにはどうしたらいいでしょうか?
    38スペシャルや38スペシャル+Pクラスだと弾が下に着弾する距離が短くてロングレンジの射的には向かないと思いますし、せっかくの「マグナムリボルバー」なのですからそれなりに強力な弾を撃ちたいものです。
    個人的には38スペシャル+P+にもう少し色を付けた装薬で357マグナムのカートリッジを使えばいいのではないかと思うのですが、これでもコルトパイソンやS&W M19でバンバン撃つには酷な弾薬となるのでしょうか?
    よろしくお願いします。

    #97407
    ポルポル
    キーマスター

    目的は何でしょうか?
    フルパワーの.357マグナムを撃ちたいという目的の場合は、NフレームやLフレームのリボルバーを使用した方が良いです。

    仮に.357マグナムのスタンダードな158グレイン弾頭を使用したとして、弾速が速いほどフォーシングコーンへの負荷が大きくなります。

    Kフレームの.357マグナムリボルバーはフレームにヨークを収めるためにフォーシングコーンの底面をカットしているため、薄くなったフォーシングコーンの側面が比較的割れやすい状態になっています。

    破損が気になる場合は「高圧な弾薬は撃たない」という選択肢がベストですが、それでも高圧な弾薬を使用する場合は発射の回数を減らすと良いです。
    .38SPL+Pを使用したとしても、フォーシングコーンの破損リスクが低減したところで破損を完全に防げるわけではありません。

    また、クリーニングを怠って銅や鉛がフォーシングコーンに蓄積すると、これが負荷を高めてフォーシングコーンの破損の原因になるため、射撃後のクリーニングで蓄積を除去し続けることも必要です。

    #97408
    ゆうた
    ゲスト

    ポルさん、いつもありがとうございます。
    目的としてはロングレンジでの射的を古いパイソンやM19で楽しんでみたいというものです。
    ただ、M19に関してはフォーシングコーンの問題(現行の物は改善されていますが)があるのでパイソン一本に絞りたいと思います。
    もちろん掃除などは怠らないという前提で、どうでしょうか、パイソンならM19よりもフレームもシリンダーも大きいし、少しはパワーのある弾薬にも耐えてくれると思うのですが、検索するとやはり357マグナムを撃つには弱いということで非常に悩みます。
    もともと357マグナム自体Nフレームで撃つように設計された弾薬なので仕方ないといえばそうなのでしょうが…。
    最初に書いた通りせっかくの「マグナムリボルバー」なのだから、38スペシャル+Pよりは強い弾薬を使いたいと思ってしまうのです。
    でもパイソンが壊れるとショックでしょうね、お高いですから。
    多分、現行のパイソンでは問題なく357マグナムを撃てるのでしょうが、そこをあえてガンブルーで綺麗に染まったパイソンを使ってロングレンジの射的を楽しんでみたいと妄想してしまうのです。
    私の理解は超えると思うのですが、「こういうパウダーの配合ならまずまずの長距離をパイソンを安全に撃てる」という弾薬のレシピなどあれば教えていただけると幸いです。

    #97411
    ポルポル
    キーマスター

    パイソンはフォーシングコーンの問題は無いためフルパワーの.357マグナムを楽しめるリボルバーです。
    ですがパイソンに起こりやすい問題にシリンダーのタイミング不良があります。

    パイソンに限ったことではありませんが、マグナムリボルバーはシリンダーが重いためシリンダーストップ(ボルト)やハンドに大きな負荷が掛かりやすい傾向があり、トリガーやハンマーを酷使すると問題が生じやすくなります。

    特にパイソンは現代のようにCNCマシンで加工されず、職人が手作業でフィッティングを行っていたため、現代のリボルバーに比べて個体差が多く現れます。
    場合によってはハンドの摩耗によりボルトがシリンダーノッチに嵌る前にハンマーが解放されることもあるため、強くハンマーを起こしたりダブルアクションでの速射は控えめにした方がおすすめです。

    >「こういうパウダーの配合ならまずまずの長距離をパイソンを安全に撃てる」という弾薬のレシピなどあれば教えていただけると幸いです。

    安全性の確保は装薬メーカーが公開しているロードデータ通りに行えば間違いありません。

    より高い命中率を得るために弾頭重量や銃身長に合わせて装薬を調整することは可能ですが、シルエットシューティング競技で.357マグナムが使用される場合は180グレイン弾頭が多く利用されています。
    1981年に500丁限定で8インチバレルの「コルトパイソンシルエット」が販売されているように、重い弾頭重量に加えて8インチバレルとピストルスコープの組み合わせはこうした用途に適しています。

    弾頭のメーカーや装薬の種類については個人の好みにもよるため、色々と試してみるのが良いかと思います。
    競技の参加者も使用する装薬や弾頭の種類は様々です。

    #97424
    ゆうた
    ゲスト

    ポルさん、何度もありがとうございます。
    そうですか、パイソンはフルパワーの357マグナムを問題なく撃てるのですか。
    私が調べたサイトでは「普通車にニトロを入れて走らせるようなものだ」なんて書かれていたので、てっきり無理な相談だと思っていました。
    ハンドが傷みやすい件は私もモデルガンやエアガンで痛いほど経験してるのでわかります。
    やはりそれなりに慎重な扱いは必要なのですね。
    装薬に関しても特に問題はないようで安心しました。
    とはいえ実際の話、古いパイソンはもうレンタルガンでも貸してはくれないだろうし、実射は無理でしょうがいろいろ夢想したりするのは自由なので…。
    それでもパイソンが357マグナムを撃つに十分な銃だということがわかって嬉しいです。
    どうもありがとうございました。

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