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クローズドボルトの機関銃

  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にポルポルにより1年、 8ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #98912
    吉宗
    ゲスト

    クローズドボルトの機関銃はクックオフの問題が避けられないと思うのですが
    M2重機関銃はなぜクローズドボルトなのでしょうか?

    #98917
    ポルポル
    キーマスター

    M2は毎分約600発と発射速度が遅いため高速発射のマシンガンと比較して温度上昇が緩やかで、実用上空冷でクックオフのリスクが低いマシンガンです。
    通常M2に使用されるアモ缶は100発の.50BMGが入りますが、連続100発の射撃ではクックオフは起こりません。

    歴史的にM2の発展を遡るとコルトブローニングM1895、M1917、M1921はクローズドボルトでしたが、発射速度が遅いうえに航空機用の機銃として使用する際にプロペラとシンクロさせやすいことから用途によってはクローズドボルトが適していました。

    長時間の連続射撃を求められる陸上戦闘では冷却性能が高い水冷バージョンも利用されていましたが、水冷式は総重量が重く移動させにくいため、戦術に機動性が求められる時代に変化したことで廃れています。

    一方、第二次世界大戦時に使用された航空機用バージョンのM2(AN/M2)はクローズドボルトで毎分1300発と高速のためクックオフのリスクがあり、連続150発以上の発射でクックオフが発生しやすい状態となります。

    そのためクローズドボルトで高速発射する場合は原則としてバースト射撃が推奨されます。

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