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9mm弾で撃たれた臓器はどうなりますか?

faq_q9mmのホローポイント弾が及ぼす瞬間空洞についてです。

拳銃弾程度の威力の弾丸が及ぼす瞬間空洞は大したことはなく、永久空洞の方が大事と聞きました。ホローポイントを使った場合もそのようなことが言えるのでしょうか?

また、9mmが及ぼす瞬間空洞にはどのくらいの威力があるのでしょうか?周りの臓器は瞬間空洞によってどうなりますか?

 

faq_aライフル弾と比較すれば「相対的に大したことがない」といえますが、ピストル弾にも高速な弾が存在しますし、銃創学的にはピストル弾であっても瞬間空洞が臓器に損傷を与えることは証明されているため、「大したことがある」といえます。

 

 

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瞬間空洞と永久空洞とは?

弾が着弾し体内に侵入すると、臓器や血液といった流体を押しのけて進み、瞬間的に大きな空洞を形成します。これを瞬間空洞といいます。その後、弾が停止し、瞬間空洞が失われて弾の直径に近い空洞が残ります。これを永久空洞といいます。

以下の動画は、バリスティックゼラチンを使用したテストの様子です。

 

 

9x19mm FMJ(フルメタルジャケット)を使用した場合

9x19mm Luger M882 vs Ballistic Gelatin Slow Motion

 

9x19mm JHP(ジャケッテッドホローポイント)を使用した場合

9x19mm Luger Cor-Bon 115gr +P JHP ballistic gelatin slow motion

以上の動画からわかるとおり、ホローポイント弾の方がより大きな瞬間空洞と永久空洞を発生させます。

池の中に同じ速度で物体を投げ込んだとき、槍より大きな石の方が大きな水飛沫を発生させる状態と同じく、衝突時に抵抗が大きい方が周囲に押し出す力が強くなります。

人体に命中した場合はバリスティックゼラチンとは異なり、命中した場所によって損傷の程度が異なります。

筋肉に命中した場合は、比較的組織が収縮に強いため効果は小さく、臓器に命中した場合の方がより大きな損傷となります。

臓器の中でも、瞬間空洞によるダメージ耐性は場所によって異なり、収縮率の差から胃や肺よりも腎臓や肝臓に命中した場合の方がより大きなダメージを与えます。

腎臓や肝臓といったあまり収縮しない臓器は、瞬間空洞を元に戻す力が弱く、損傷を受けた臓器は機能不全となり、致命傷になりがちです。

人体に対するダメージの効果は、実際には「当たり所次第」といえますが、失血やショックによる心不全の他、精神的ショック(肉体的なダメージではなく、撃たれた事実認識による精神的ショックによる死亡など)によるものなど、様々なケースがあり、同じ弾で同じ効果が得られるかはそれぞれ条件によって異なり、どれほどのダメージとなるかは一概にいえません。