以前から、ライフルでコインや薬莢を撃ったことはありました。
そして今回、ブランクのCD-Rをターゲットに貼り付けて撃ってみました。
その結果は・・・
使用した銃はベレッタ 92FS、9mmルガー弾を使用。
この弾は、9mmルガー、9×19mm、9mmパラべラムなどと呼ばれています。
ターゲットとなったのはTDKのCD-Rを使用。25ヤードの距離から5発射撃しました。
9mmルガーの初速はマズル付近で1,160fps、25ヤードでは1,100fps(335.3m/毎秒)の弾速に達してターゲットへ着弾します。
ハンドガンの世界では比較的に高速の9mmルガーですが、CD-R程度の薄さは紙を撃つように簡単に貫通します。
CD-Rをターゲットに貼り付け、25ヤードから射撃すると、特別大きな着弾音もなくスパスパと穴を空けてくれました。
射撃を終えてターゲットを回収してみると、CD-R裏側の樹脂が剥離しており、表側のアルミニウム層は紙に穴を空けたかのような穴が空いていました。
そして、剥離した樹脂の破片を見ると見事に捻じ曲げられ、キレイな貫通口を見せています。
しかし、この貫通口の大きさは意外にも実際の弾頭より小さいものでした。
樹脂は柔らかく弾力性があるため、着弾時に瞬間的に膨張後、弾頭が貫通した直後に収縮したものと考えられます。
コインや薬莢を撃っても、ここまでの収縮はありません。
ターゲットの素材によって着弾による変化が違うのは面白い結果でした。
今度は、.22LRや.45ACPでも試してみたいと思います。