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【更新】高威力エアガンが実銃になる威力の基準とは?

faq_q威力のあるエアガンは実銃に扱われるようですが、その威力になにか基準はあるのでしょうか?

・トイガンの市販品は1J程度
・エアライフルは7J~

という事は2J~7Jあたりが境界になると思われるのですが一部のショップカスタムでは数値的に3J超のものも存在すると聞きました。

命中精度があるそうなので興味がありますが、違法ならやめたいので、目安を教えて頂きたいのです。

 

faq_a最初に、私は法律に関して詳しくないので参考程度にご覧ください。

法律では何ジュール以上とは定義されていないので、基準はないと思います。モデルガンやエアガンは総理府令や各都道府県の条例で(有害玩具として)定められおり、各メーカー(あるいは団体)は安全基準を作り、その範囲内で自主規制しています。ほとんどの方はおそらくエアライフルの様な金属製弾丸を使用しているのでは無く、通常のBB弾を使用して合法的に楽しまれているのだと思いますが、それならば過度のパワーアップを除いて問題はないハズです。(ただ、場合によって各都道府県の条例で罰則を受けるかもしれません)

銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)の総則には、「この法律において「銃砲」とは、けん銃、小銃、機関銃、砲、猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(圧縮ガスを使用するものを含む。)をいう」と定義されています。一般にエアガンが銃として扱われた事件に、弾をプラスチックBB弾ではなくスチールボールを使用する事があり、これが問題になっているのです。

しかし、BB弾だからといって動物を撃てば動物虐待に関する法律を適応されたり、他人や公共の物を壊せば器物損壊となりますので、適応される法律は一概に言えません。過度のパワーアップには弊害も多いので、個人での自主規制が必要です。因みに、パワーを上げれば単純に命中精度が良くなるかといえば、そういうものではありません。パワーがありながら弾が軽いと、気流の乱れから逆に精度が悪くなる事もあります。私は個人的に一部ショップの過度のパワーアップに関するカスタムについて反対の考えなので、あまりお勧めしていません。

追記:法改正により2006年から威力が規制されました。

上記の質問を頂いてから7年後、新しい規制が施行されました。

人を傷害し得る威力を有する遊戯銃の所持を禁じた準空気銃規制は、威力を増大させた改造エアソフトガンを使用した傷害、器物損壊事件等の多発を契機として2006年に銃刀法に新設された威力規制である。準空気銃の該当要件は、気温20 ℃から35 ℃の室内で銃口から水平距離で1mの位置での威力が3.5J/cm2以上のものとされ、威力の上限値は弾丸前端から3mm以内の断面積の最大値に3.5を乗じて算出される。したがって、準空気銃に該当しない威力は6mmBB弾の場合0.989J未満、8mmBB弾の場合1.64J未満となる。

弾丸の威力 (J) は、上記条件下で計測した弾丸の速さv (m/s) および弾丸の質量m (kg) から
1/2 mv2 の式により算出され、質量0.20gの6mmBB弾を使用して計測した弾速が95m/sの場合0.90J(上限値未満 = 合法)となり、同じBB弾を使用して計測した弾速が100m/sの場合1.0J(上限値以上 = 違法)となる。なお、弾速は複数回計測した値の平均値ではなく、最大値を用いる。

法改正にともない、各メーカーから規制値以上の威力を有する要改修機種が発表されたため、これに該当するエアソフトガンを所持している者は、法規制が施行される前日の2007年2月20日までに適正威力へ改修するか、または廃棄することになった。現在は改正銃刀法が施行されているため、法規制値以上の威力を有するエアソフトガンを所持することは違法となる。また一部の都道府県では青少年保護育成条例によって18歳未満用のエアソフトガンは威力の上限値が0.135J以下に制限されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/エアソフトガン#威力規制