枕サイレンサーは有効か?

有名シューターのジェリー・ミチェレックが、映画やドラマで見られる「枕サイレンサー」の有効性を検証しました。

結果は見事に静音性を確認できたようです。動画で銃声の大きさを感じることは殆どできませんが、実験では反響音が少ないのが分かります。銃声は発射ガスによるマズルブラストが空気を振動させることで発生し、もし弾頭が音速を超えれば、音の壁を破ってソニックブームも轟音の原因となります。

この実験で使用された弾は、ホーナディー社のクリティカル・ディフェンスというブランドでした。弾頭重量は9mmでポピュラーな115グレインを選択したようです。スペックは以下の通り。

4インチバレルから発射した結果
距離銃口50ヤード100ヤード
初速1140 fps1030 fps954 fps
エナジー332 ft-lbs271 ft-lbs232 ft-lbs

秒速1140フィートは時速換算で約1251km/hとなるので、音速(約1225km/h)を僅かに超えています。弾頭重量がこれより重くて遅い弾であればソニックブームは発生せず、更に効果的だったでしょう。

マズルブラストが枕の繊維により拡散を抑えられることで、大気中に放出されるときのような衝撃派が発生しませんでした。サプレッサーの原理は、マズルブラストの逃げ道を塞ぐことで大気の振動を抑えることにより静音性が確保されます。これと同じことが枕でも再現されたことになります。しかし、繊維の塊は金属の壁のサプレッサーに劣ることは間違いないので、現実的には枕より既製のサプレッサーを使用した方が良いでしょう。(当たり前ですが)

マズルブラストが抑えられるということは、リコイルが減少することになるので、サプレッサー使用時はリコイルが軽く感じられます。私も以前サプレッサー付ライフルを射撃した際に、その静音性とリコイルの減少に驚かされたことがあります。恐らく、「枕サイレンサー」でも多少なりともリコイル軽減効果があると思われます。

 


 
 
 
 
 
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