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ライフルにスコープを載せる方法

Youtubeでラリー・ポッターフィールド(MidayUSA CEO)による、「ライフルにスコープを載せる方法」が解説されているので、ご紹介したいと思います。

これはライフルマン必須の知識です。

 

載せる場所にガンオイルを塗る

Photo via MidwayUSA

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まずは錆防止のため、レシーバーのマウントを載せる場所とネジ穴、マウントベースの裏側にそれぞれガンオイルを塗ります。

塗り終えたらマウントベースをレシーバーの上に載せます。

 

トルクドライバーでマウントベースのネジを締める

Photo via MidwayUSA

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マウントベースをレシーバーに載せたら、ネジ山に緩み止め剤を塗り、ネジを締めてマウントベースを固定します。

ネジを締める際はトルクドライバーを使用し、30重量ポンド・インチ(3.39ニュートン・メートル)の力で締めます。

締めすぎればネジがなめてしまい、逆に締めが甘ければリコイルでネジが緩んでしまうので注意。

 

ボルトを通して作動を確認する

Photo via MidwayUSA

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稀にマウントベースを固定するネジが長すぎてレシーバーを貫通しボルトと干渉することがあるので、ボルトを組み込んで作動に問題が無いか確認します。

 

マウントリングを載せる

Photo via MidwayUSA

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今回はドーブテイルリングを使用しているので、リングの根元にグリスを塗ってリングが回転しやすくします。

リングをマウントベースに嵌め込んだら、専用レンチを使用して90度回転させます。

このとき、スコープを装着してスコープをレンチの代用にしてはいけません。(スコープが壊れます)

 

スコープを載せて確認する

Photo via MidwayUSA

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スコープを載せて高さや位置を確認します。

スコープの高さはできるだけ低い方が良いですが、スコープがバレルやボルトに干渉しないかを確認し、干渉するようであれば高いリングに変更します。

ボルトハンドルを操作して手がスコープに接触しないか作動を確認してください。ここでは狙いやすさではなく、操作可能かどうかを判断します。構えてみて高さが目と合わないと感じたら、スコープではなくストック側の高さを削ったりチークピースを載せるなどして調整します。

 

フロントとリアのリングの向きを確認する

Photo via MidwayUSA

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スコープリング・アライメント・キットを利用すると、フロントリングとリアリングの向きや高さを確認することができます。中央がピッタリ一致すれば問題ありません。

 

リングの内側を研磨する

Photo via MidwayUSA

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リングの内側にラッピングコンパウンド(研磨剤)を塗り、専用研磨シャフトを載せてリングのネジを軽く締めます。

リングで固定されたらシャフトを前後に往復させてリングの内側を研磨します。

研磨しながら時々ネジを締め直すと効率よく研磨できます。

この作業は必須ではありませんが、これによりスコープの密着度が増し、固定が確実になります。

スコープはリコイルでズレやすいので、研磨して密着度を高めた方が良いでしょう。

 

水準器を載せて銃を水平にする。

Photo via MidwayUSA

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水準器を二個用意します。

バレルに水準器を取り付け、レシーバーの上にも水準器を置いて銃を水平にします。

 

水準器を載せてスコープを水平にする

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スコープを載せてリングのネジを軽く締めます。

このとき、締めすぎるとスコープが回らないので、締めすぎに注意。

そしてスコープの上に水準器を置き、バレルに取り付けた水準器を確認しながら両方の水準器が水平になるようにスコープを回転させます。

 

リングのネジを締めてスコープを固定する。

Photo via MidwayUSA

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スコープを載せる位置は、なるべくスコープを前方に置き、最大のアイリリーフ(目からレンズまでの距離)の位置で固定します。できるだけ目から遠ざけることで、強力な弾薬を使用するライフルのリコイルによりスコープが目に衝突する事故を防げます。

スコープの位置が決まったら、リングの計四か所のネジを交互に締め、仕上げにトルクドライバーで15重量ポンド・インチ(1.69ニュートン・メートル)の力で締めます。

 

以上で終了です。お疲れ様でした。

 

 

 

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