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アメリカ(サンフランシスコ)のガンショー(銃器即売会)に参加したら逮捕されそうになった話

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さきほどサンフランシスコのGun Showより帰って参りました。

実は初めてのGun Showだったのでドキドキでしたが、規模もそれなりに大きく楽しめました。日本のブラックホールやV-MATの3~4倍規模といったところでしょうか。周りを見回すと銃だらけ。写真撮影禁止だったので、とくにかく触って持って楽しみました。

 

アメリカ(サンフランシスコ)のガンショー

今回のショーでいくつか珍しいモノを見つけました。その一つは、ポンプアクションAK。写真でお見せできないのが非常に残念でしたが、そのAKはロシア製で、口径はAK47と同じ7.62×39mm。装弾数は5+1。レシーバーやフレームはオリジナルと見た目は代わりません。ところが、上下ハンドガードの間に何故かショットガン用フォアエンドが付き、前後にポンプさせて装弾します。 実に妙な銃で、カリフォルニアでは合法と宣伝されてました。バレルが少し延長されており、見た目はAKにロングバレルとフォアエンドが付いたモノと想像して良いと思います。

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そして、ふと見かけたアンティークの数々。

無造作に置かれている銃は、南部十四年式でした。そこには4丁の十四年式があり、どれも完動するものの状態が悪く、250ドルから300ドル程度で売られていました。買えるものなら保護してあげたい。

ある客は十四年式のボルトを引いたものの、近代の銃にはあるリリースレバーが無いため、どうやって戻せば良いのか悪戦苦闘していました。その後どうするのか見届けていたところ(意地悪ですが)、結局諦めた様です(念の為、私が代わりに丁寧に元に戻しておきました)。

また、アンティークの中には、第一次大戦時のM1911などがあり、$2500の価格を付けていました。

ショーの中ではナイフ類も多くあります。その中には日本コーナーがあり、種子島銃と共に日本刀が売られていました。

説明には、「秋月一族のもの」と英語で記されていましたが、本当がどうかわかりません。

また、剣術を写真で紹介するコーナーもあり、居合風景の写真と共に、なぜか鎌倉の大仏と新幹線の駅(小田原駅?)のホームの写真が飾られていました。しかも、鎌倉のハズなのに「Tokyo」と記載されている。鎌倉は私のホームタウンです!しっかり覚えて下さい!それにしても、こんなところで実家の近所の写真を見られるとは思いませんでした。

 

大口径ライフル

ライフルコーナーの中でも一際目立つのが、50BMGクラスの大口径ライフル。

特に、WINDRUNNER M96やM99などが6丁ほどバイポッドを立てた状態で並んでおり、他のライフルを圧倒します。また、L.A.R.のグリズリー50BMGや、AR-50もありました。

ライフルコーナーではバレルやストックも売られていますが、その中で壮観なのが、AR-15系のアッパーレシーバーとバレル、ハンドガードのセットでしょうか。American
Spirit Arms社による製品で、横一列に40本のAR-15が並ぶとさすがに壮観です。

種類も豊富で、M4系、A2カービン、コッキングハンドルが横に装着されたサイド・チャージング・レシーバー、シルバーの輝きが美しいマッチモデルバレルやフラッシュハイダーなど。

それから、ここの製品のカタログで気になったのが、UZIの25連マガジン。なんと価格は、$549.95!!マガジン一本で銃が買えます。これは本気の値段なのかと疑います。

 

Gun Showでお買物

今日は4時間掛けて会場を廻りヘトヘトでした。

銃はウィンチェスターのレバーアクションやM1ガーランドといった古いものから、デザートイーグル50AE、S&W
M1911やBeretta U22 NEOSといったものまで。

中には、ジャンクパーツコーナーでは各国のアサルトライフルの各部品が無造作に箱に入れられていたり・・・。

あらゆる銃が展示され触れる機会があり、良い経験でもある一日でした。どこへ行っても魅力的なモノばかりで欲しくなりまが、折角なので何か買物をして帰ろうと思い、色々と探しておりました。

エアガンコーナーでロシア製CO2エアAKMがあり、非常にリアルな外観で、これまた欲しくなる。また、日本製エアガンも多く入荷しており、マルイのG36やAK、中国製エアガンのL85A1やAKテイストの得体の知れない銃など様々でした。

セキュリティー関係のコーナーではレベル3のボディーアーマーが大量放出され、スタンガンコーナーからは一日中、バチバチと実演の音が聞こえていました。光学製品コーナーでは、トリジコンのスコープやスターライトゴーグル、暗視スコープ、クリムソントレースのレーザーグリップが数多く出品され、これも喉から手がでるほど欲しい製品たちです。

そして結局私が買ったものは・・・、銃に関する資料本を9冊(S&Wの歴史やワルサーMP、MG34、MAC10、ブローニングなどの解説本)と、ブラックホーク社製タクティカルグローブと、同社レッグホルスターを購入。

書籍コーナーではサイレンサーの歴史や種類と音圧データが記載された、「サイレンサー・ストーリー」という電話帳の厚みの本がVol.1とVol.2の2冊あり、非常に興味があったのですが、各一冊$50もするので諦めることに。書籍コーナーは計横30m以上にわたってギッシリ資料が並べられていたので、そのコーナーの品定めだけで1時間ぐらい掛かりました(時間掛けすぎ?)。

 

逮捕されそうになった

会場へ到着し入場料8ドルを支払い中に入ると、目の前には数々の銃とそのアクセサリー、ナイフなど様々なハンティング、ミリタリー用品。私の目はすっかりそれらに釘付けでした。

しかし、そこが撮影禁止だと気づかずうっかりカメラを持ち込んでしまい、巡回中の2人のポリスに一時拘束された私でした(笑。

別室へ連れていかれ、「何を撮影したのか?」「何の為に撮ったのか?」「デジカメのメモリーを全て消去しろ」「ID見せろ」等と言われ、色々と説明し言われるままにすると解放されました。何故撮影禁止に気が付かなかったのか悔まれます。

しかし、ここで後味が悪いのは、そのポリスの対応でした。

一人は30代ほどの黒人警官で、その警官は、「写真はダメですよ。撮らないで下さいね。」といった親切な対応。こちらも素直に申し訳ないと反省しました。・・・ところが、もう一人の白髪で定年前と思われるポリスは常に高圧的で、犯罪者を見るかのような眼で私を睨み、「逮捕する事もあるからな!」「免許書は!」といった強い口調。

私は常日頃思うのですが、これまで会った年寄りの白人は皆高圧的です。私の運が悪いだけかもしれませんが、あるレンジでは、オーナーから「ここで待ってて下さい。」とオーナーの銃が保管されている部屋で待たされた事があり、その後レンジ関係の白人の老人が私を見て、「ここで何やってるんだ!」と叱るかのような口調。直後、そこへオーナーが姿を現すと、「あっはっは、ゴメンゴメン」とそのオーナーにだけ謝り、私に対しては一切無視。

また、他のケースでも、ある老人(白人)にお願いを丁寧にしたところ、ただ一言、「GO!!(あっちいけ!)」と言われた事もありました。これは差別されているのでしょうか?先の大戦が終わってもまだ日本人は彼らから見ると敵なのでしょうか?白人の老人に対しては、出会った時から全く相手にしてもらえない事が何度かあります。私には全くその理由が分かりません。

以前、自宅近くのサンドイッチ屋の老人と親しくなる事がありました。その老人は、「困った事があったらいつでもおいで。」という優しい人間です。話を聞くうちに、その老人はプエルトリコからの移民だとわかりました。「やっぱり」と私が思ったのは言うまでもありません。同じ世代の人間でも、こうも対応が真っ二つに分かれるものでしょうか。まぁ、気難しい老人も色々で、おなじ白人に対しても態度の悪いのがいるのも確かです。

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