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銃口に箱を被せて撃つとどうなるか?

shooting121303前回のシューティング・リポートから間が空きましたが、実はこの間、2回レンジに足を運びました。先週、レンジではいつもの様に92FSとルガーを撃っていたわけですが、HP更新用にと、ターゲットの裏側にある着弾地点で弾頭を拾ってきました。それが、弾頭の解説コーナーで掲載した弾頭です。

私が弾頭を拾っている姿を、レンジで見回っているレンジ・マスターが目撃。そして、弾頭を拾い終えてシューティング・ポジションへ戻ると、そのレンジ・マスターは、こう言いました。

「弾頭が欲しいのか? だったら、これをやるよ。今朝拾ったんだ」

そして、.45口径のセミ・ワッド・カッターを手渡してくれました。なぜ、レンジ・マスターが弾を拾っていたのか分かりませんが、この弾頭も、HPの更新に使わせてもらいました。弾の解説コーナーで掲載している写真の中にSWCがありますが、それがこの時の弾頭です。

さて、先日のシューティングでは、些細な実験をしてみました。「銃の疑問コーナー」にて「射撃時に素手でスライドを固定できるか?」といった質問が寄せられたのがキッカケです。・・・で、素手でスライドを握ってしまうと、ブローバック時にフロントサイトで手を切る恐れがあるため、布を当ててスライド側面から強く押さえた状態で数発撃ってみました。

使用銃は、ベレッタ 92FS。 そして、この実験の結果は・・・失敗。いくら強く押さえても、側面から押さえたぐらいでは反動によって振りほどかれ、ジャムも無く快調作動。スライドを丸ごと押さえ込めるはずですが、危険なので実験しません(笑。

そしてもうひとつ、ルガー.22オートに銃口部分からバレルを弾の箱で覆って撃ってみました。エアガンで同様のことをすると、銃口部分にキレイな貫通口が空く。しかし、実銃のルガーでは、やはり予想通り、箱のフタごと吹き飛びました。

トリガーを引くと、バンッという銃声や衝撃と共に、一瞬、箱全体が膨張し、破裂するかのようにしてフタの部分が吹き飛んだのです。写真でもわかりますが、フタの部分には大量の火薬カス(カーボン)が付着し、その一部は50cmほど前方に飛び散っています。たかが.22LR弾ですが、それでも箱が膨張して折れ目がつくほど、相当の破壊力を持っています。