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ブルースウィリス「銃を持つ権利を侵害するべきではない」

ダイハード新作公開で話題のブルースウィリスが、Second Amendment(銃を持つ権利)を侵害するべきではない」と発言し、そのニュースをBeretta公式Facebookページがリンクしています。

ダイハードがキッカケでベレッタ 92FSファンになった私には、Berettaがこのニュースをピックアップしたこと自体、なんだか感慨深いものがあります。

 

「悪影響を考えることなくして、権利章典の部分を一行でも取り払ってしまおうとするのは暴挙としか言いようがないね」「もし一つ権利や法律を無くしてしまったら、”滑り坂論法”でどんどん国民から全ての権利が奪われてしまうと思わないかい?」とコメント。

さらにブルースは、コネチカット州の小学校銃乱射事件については「とっても難しい問題だよね。犠牲者の家族のみなさんのことを思うと心が痛むよ…」と言及しつつも、「僕も父親の身だから、物凄い悲劇だって分かるさ。でもね、こういう狂気を法律上どうやって定義するかは難しいんだ。正直どうすればいいか分からないよ。どうやってこういう悲劇をなくせるかも分からないんだ」と続けている。

またブルースは、ハリウッド映画の暴力描写と実際の銃を使った犯罪の関連性については「映画を観たから犯罪が起きるなんてことはないよ。そんな論法には荷担しないね」「ハリウッドでは狂った奴の映画なんて作ってないんだ。第一そんな映画作ったとしても絶対に大衆から支持されなくなって後世まで残らないよ」と話している。

cinemacafe.netは記事で上記のように翻訳していますが、意訳表現の語気が強めに感じられるので、その辺を少し差し引いて読んだ方がいいかもしれません。

「暴挙」とか「滑り坂論法」とか「論法に荷担」は意訳しすぎ。

 

因みに実際のコメントは以下の通り。

“I think that you can’t start to pick apart anything out of the Bill of Rights without thinking that it’s all going to become undone,”

“If you take one out or change one law, then why wouldn’t they take all your rights away from you?”

“No one commits a crime because they saw a film. There’s nothing to support that,”

“We’re not making movies about people that have gone berserk, or gone nuts. Those kind of movies wouldn’t last very long at all.”

“It’s a difficult thing and I really feel bad for those families,”

“I’m a father and it’s just a tragedy. But I don’t know how you legislate insanity. I don’t know what you do about it. I don’t even know how you begin to stop that.”

 

ブルースウィリスの今回の発言には完全同意します。

よく考えもせずに権利章典に手を出すべきではないし、彼らは犯罪を助長するために映画を製作しているのではない。

 

このコメントで特に注目した点は、2番目の「1つでも権利を失ったり法律を変えられるとしたら、何故彼ら(政府)はあなたから全ての権利を奪わないといえるのか?」。

米国の銃規制問題をリサーチすると必ずぶち当たる問題です。一つ譲歩したら、次にまた一つ譲歩を迫られる。そして、次々に権利を奪われていき、最後には全ての権利を失う。

「自由の国アメリカ」においては、日本人が考える以上に権利を奪われることに対して嫌悪感を持つ風土があります。歴史的に市民が銃で勝ち得た国なので、これも当然といえば当然の反応でしょう。

私は6年半米国に居住して、「米国人(米国文化)はこれほどまで政府に不信感を持っているのか」と驚かされた体験が何度もありました。また同時に、米国市民が政治に関心を持って政府を厳しく監視する意欲を感じられ、日本人として羨ましくも思いました。米国を知れば知るほど銃規制が進まない理由がよくわかります。

私は現在日本在住なので、米国の銃規制がどう進もうと無関係ですし興味もないのですが、事実を曲げたりイメージ操作で市民を騙して自らの仕事を進めようとするメディアや政治と、思考停止する一部の国民に憤りを覚えます。

実態を知ろうとしないでネガティブイメージ先行で銃規制を叫ぶ人がいますが、他人の意見に流されず、自分であらゆる情報を入手して自分で深く考え、自分で結論を出すことが大事ではないでしょうか?

最近の米国の銃規制問題や日本の外交軍事問題をみていると、そういったことをよく考えさせられます。

 

Die-Hard star Bruce Willis speaks up in favor of the Second Amendment, in this interview

https://www.facebook.com/BerettaUSA/posts/484426488280613

 

Bruce Willis  Don’t infringe on Second Amendment – Washington Times

http://www.washingtontimes.com/news/2013/feb/6/bruce-willis-dont-infringe-on-second-amendment/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_content=e71058fa-1546-4316-af8c-cb068c9f8cea

 

『ダイ・ハード6』の製作を認めたブルース・ウィリス、銃規制への反対を表明

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