FBIの.40S&Wから9mmルガーへの変更について

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このトピックには5件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。4 週間、 1 日前 ポル さんが最後の更新を行いました。

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  • #59469 返信

    Mr.Smith

    またお力をお貸し下さい。先日ある動画を見て疑問に思った事があるので、質問させて頂きます。

    アメリカ在住で実銃関連の動画を投稿されている日本人 Daijiro氏の【実弾解説25】FBIと9mmパラという動画です。昨年の6月、アメリカのFBI (アメリカ連邦捜査局) は、捜査官に支給しているハンドガンの弾薬をそれまでの.40S&Wから9mmへ変更しましたよね。同時にハンドガンも40口径のグロック22、23から9mm口径のグロック17、19に変更しました。既にこのHB-PLAZA内のトピックは見ているので、変更された理由などは理解しているのですが、昨日上の動画を観てある疑問が浮かびました。それはそれまで.40S&Wを使用してきた捜査官への配慮についてです。
    コストなどの理由も含め9mmへ変更した理由については理解できますが、この点については腑に落ちません。それまで.40S&Wを問題なく使用してきた捜査官にとっては、ずっと使い続けていて信頼をしている.40S&Wから9mmへ変更するなど、そう簡単にはして欲しくは無いはずです。それに.40S&Wのパワーにも信頼を置いているならば、今更9mmを使いたくは無いはずです。数年前までは9mm、.40S&W、.45ACPが混同して使われていたと聞きます。その同時9mmが支給されていた事についてDaijiro氏は、「.40S&Wがうまく捌けない下手くそな捜査官に例外的に支給されていた。」と仰っていました。それが事実だとするならば、この変更を行うに当たって、当時と同じように捜査官ごとに配慮をするべきでは無いかと思います。確かにコストなどの面から考えて、三種類の弾薬を混同して使用する事は厳しいとは思います。FBIからすれば、「.40S&Wと.45ACPのそれぞれの弾薬を職種によって選択させてやってるだけありがたいと思え。」みたいな感じなのでしょうか?どうしても通常の捜査官へ支給する弾を9mmで統一しなければならないのであれば、Daijiro氏曰く「その弾であれば.40S&Wとほぼ同等のスペックを出すことができる。」らしい9mm+Pや9mm+P+を.40S&Wに慣れている捜査官に支給するべきなのではないでしょうか?現在では9mm (一般捜査官)と.45ACP (SWATやHRT、一般捜査官の中の希望者?) で運用されているのだとは思いますが、この事についてポルさんはどう思われますか?
    長文ご容赦下さい。

    #59476 返信

    ポル
    キーマスター

    >ずっと使い続けていて信頼をしている.40S&Wから9mmへ変更するなど、そう簡単にはして欲しくは無いはずです。

    そこまで愛着を持っている捜査官がどれだけいるかでしょうね。
    .40S&Wは現場の捜査官からの不満も多かったと言われていますし、9mmの技術的進化の影響で.40S&Wの存在感も登場当時と比べると、過去10~20年ぐらいの間にかなり存在感が薄くなってきたと感じます。
    9mmよりリコイルが強く、装弾数も少ない、それなのにバリスティックデータはそれほど差が無いとなれば、9mmの方が好まれるのも理解できます。

    >それに.40S&Wのパワーにも信頼を置いているならば、今更9mmを使いたくは無いはずです。

    FBIにおいては、銃創学的な検証結果では殆ど変わらないと判断されたので、もしあるとすればあとは個人の感情の問題だと思います。

    >「.40S&Wがうまく捌けない下手くそな捜査官に例外的に支給されていた。」

    これは違うと思います。
    全てが上手い下手の問題ではありませんし、下手を責めるというのであれば、それはトレーニングに時間や予算を投じない組織の責任であって、警官や捜査官の問題ではありません。
    また身長体重や手の大きさの影響でコントロールが不利な場合は、9mm以外に選択肢はありません。
    いくらストッピングパワーが強くても命中しなければストッピングパワーはゼロですから、速射時の命中率など、スコアの結果から極めて合理的な判断に基づいていると思われます。

    >9mm+Pや9mm+P+を.40S&Wに慣れている捜査官に支給するべきなのではないでしょうか?

    使用弾薬は検証されたうえで選定されているので、+Pの弾薬が必要と判断されれば支給はあり得ると思います。
    ただ、+Pにしたからといってバリスティックデータや銃創学上のパフォーマンスが向上するというわけではないので、それで良い結果となるかは弾頭の設計内容によります。

    #59479 返信

    Mr.Smith

    ご回答ありがとうございます。
    ちなみにバリスティックデータとは一体なんのことでしょうか?
    それとは別にポルさんにお聞きします。数年前までFBIでは9mm、.40S&W、.45ACPの三種類の弾が混同されて支給されていましたが、その当時の状況についてポルさんはどう思われますか? (メリットやデメリットなど)
    そして9mmが選ばれる理由や様々なメリットに関しては理解した上でお聞きします。よく「ボディーアーマーを着用した相手に対しては、マンストッピングパワー重視の45ACPよりも高速な9mmの方が適している。」という話を聞くのですが本当でしょうか?やはり貫通力の面で勝っているからなのでしょうか?
    高速でホローポイント弾といえど貫通して二次被害が出る危険性は9mmの場合高くならないのでしょうか?
    余談ですが、FBIのSWATには「45口径信者」なる人達がそこそこ居るようですが、やはりそういう人達は連射する前提の9mmではなく一撃必殺の.45ACPを好み、なおかつ射撃が上手い人が多いのでしょうか?射撃が上手い人であれば、そんなに弾数を撃たなくても、狙いを定めて数発の.45ACPを叩き込んで制圧すれば良い訳ですから、やはり射撃が上手い=独自の考えを持っている、みたいな人達は多いのでしょうか?

    #59482 返信

    ポル
    キーマスター

    >ちなみにバリスティックデータとは一体なんのことでしょうか?

    弾道学上のデータのことです。
    弾速やエナジー、流体に対する弾丸の影響など、弾丸がどう作用したか表します。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E5%AD%A6

    >数年前までFBIでは9mm、.40S&W、.45ACPの三種類の弾が混同されて支給されていましたが、その当時の状況についてポルさんはどう思われますか? (メリットやデメリットなど)

    法執行機関では現在でも日常的に行われていますし、使用弾薬は時代と共に変化してきた歴史があります。
    FBIも弾薬について詳細に調査するまでは他の警察やシェリフと同じ様に様々な思想が存在していましたが、複数の弾薬を採用するメリットやデメリットは、一概にどちらとも言えないと思います。

    >よく「ボディーアーマーを着用した相手に対しては、マンストッピングパワー重視の45ACPよりも高速な9mmの方が適している。」という話を聞くのですが本当でしょうか?

    現代では、どちらの弾薬もボディーアーマーに対して無力です。
    一般的なボディーアーマーはレベルII以上が使用されていますが、これは9mm、.40S&W、.45ACP、.357マグナムをストップ可能です。

    もし9mmのアーマーピアシング弾であれば、レベルIIIAでも貫通可能なので、これをストップするにはライフル弾対応型のレベルIII以上のハードアーマーが必要になります。

    関連記事:防弾プレートを撃ち続けるとどうなる?

    >高速でホローポイント弾といえど貫通して二次被害が出る危険性は9mmの場合高くならないのでしょうか?

    弾頭の設計や貫通する物によって異なります。
    通常は9mmの方が.45ACPより貫通力が高くなりますが、ホローポイント弾の場合は条件次第で変化することがあります。

    ガラスや壁に使用される石膏ボードなどに命中するとホローポイント弾の先端が埋まって弾頭が拡張し難くなるため、この場合は貫通力がFMJ並みに強くなることがあります。
    人体などの流体に命中した場合は拡張しやすく、貫通する可能性は低くなりますが、人体の場合はどこにどういった角度で命中するかによっても異なります。

    また、同じ9mmでも様々な種類があり、.45ACPより貫通力が低い物もあれば、逆に高い物もあります。
    もし比較する弾がどちらも同じFMJという条件であれば、9mmの方が.45ACPより貫通力が高くなります。

    >やはりそういう人達は連射する前提の9mmではなく一撃必殺の.45ACPを好み、なおかつ射撃が上手い人が多いのでしょうか?

    そうとは限らないと思いますが、そういう人もいるという話しは耳にしたことがあります。
    退役軍人では出身部隊のカラーによって銃に対する思想的影響を受けている人もいるようです。

    >やはり射撃が上手い=独自の考えを持っている、みたいな人達は多いのでしょうか?

    一般論として、ある意味経験が判断基準となることはよくあることだと思います。
    ただ、射撃のスキルがあるからといって銃創学や弾道学の知識があるとは限りませんから、彼らが発信する情報が必ずしも正しいといえるかは別問題ではあります。

    #59495 返信

    Mr.Smith

    ありがとうございます。
    追加でFBIの弾薬関連の事について質問があります。
    FBIのSWATでは以前は.40S&Wのグロック22と.45ACPのスプリングフィールド1911が使用されていたようですが、今では9mmのグロック17が主に使用されているのでしょうか?あるサイトで9mmルガーにFBIが使用する弾薬を変更した後、SWATで9mmのグロック17を使用する可能性は低いと書いてありました。何でも新規にFBIが調達しているグロック17M?だかが全米の警察で問題が多発しているらしく、そのような信頼性の低い銃をSWATが使用するのかどうかは不透明と書いてあり、正直驚きました。
    実際どうなんでしょうか?分かる範囲で構いませんので教えて下さいますか?

    #59499 返信

    ポル
    キーマスター

    >今では9mmのグロック17が主に使用されているのでしょうか?

    交代が完了したという情報はありませんが、軍や警察といった大きな組織で交代があるときは一般的に分割納品で時間を掛けて行われることが多いので、契約決定は昨年の6月ですし、しばらくの間は混在した状態で使用されるのではないでしょうか。

    >グロック17M?だかが全米の警察で問題が多発しているらしく、そのような信頼性の低い銃をSWATが使用するのかどうかは不透明と書いてあり、正直驚きました。

    グロック17Mを採用している法執行機関は少ないので、全米で問題が多発というのは話しが飛躍していますし、問題の内容を見てもそれが原因でSWATが採用しないというのも飛躍だと思います。
    インディアナポリス市警察ではスライドロックが外れた件でリコールになりましたが、これは修正が容易で深刻な問題とはいえませんから、これが採用の判断に影響するとは現時点ではいえないはずです。


 
 
 
 
 
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