銃身の寿命の判断について

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このトピックには6件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。1 ヶ月、 2 週間前に  好事家 さんが最後の更新を行いました。

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  • #36910 返信

    好事家

    報道によると、愛知県長久手市打越の市立西小学校で開催された「長湫の警固祭り」中、火縄銃が暴発し、射手が左手を失う重傷を負う事故がありました。事故原因は不発後の再装薬によるものとされますが、映像を見ると銃身破裂が原因かと思われます。そこで次の質問をさせて頂きます。

    【質問1】映像(https://www.youtube.com/watch?v=MJcErJcrYaQ)等を見る限り、先込め銃に火薬だけを装填し発火させている様に見受けられますが、仮に不発後装薬を抜去せず再装填し発火させたにせよ、弾丸に相当する「栓」が無い限り、腔内圧は急上昇し得ず、結果銃身が破裂することは無いと考えるのは間違いなのでしょうか?

    【質問2】破裂事故防止の為、銃身を交換する判断基準は如何なるものでしょうか?また、遊底、ハンマー、フレーム等の寿命はどの様にして判断するのでしょうか?具体的にはMEUピストル等はどの様に個体を抽出し、どの部品を交換しているのでしょうか?

    以上について、お答え頂ければ幸いです。

    #36911 返信

    ポル
    Keymaster

    >【質問1】

    空砲でもリコイルが発生しますが、リコイルがあるということは銃を後退させるほどの圧力が掛かっていることを意味し、腔圧が高くなっています。通常の量の火薬であればバレルは耐えられますが、火薬を増やせば発生するガスの量も増えるので破裂のリスクがあります。(火縄銃で空砲を撃つ場合は、栓として火薬の後に紙を入れることもあります)

    また、火薬の粒が細かすぎると燃焼速度が上昇して爆轟に近い状態となることがあります。火薬は燃焼時に粒から粒へと引火して連鎖反応で燃焼が広がりますが、このスピードが速すぎると腔圧の急上昇で破裂しやすくなります。

    破裂が起きた場合、銃の問題、火薬の問題、またはその両方に問題があると疑われます。

    >破裂事故防止の為、銃身を交換する判断基準は如何なるものでしょうか?

    マズルローダーの場合もバレル内を覗いて状態を確認します。
    摩耗、ひび割れ、錆などの有無を確認し、凹凸がある場合は研磨してツルツルな状態にします。これは凹みに圧力が加わると力が集中して裂けやすくなるのを防ぐためです。
    ひび割れがあると修復は厳しいですが、多少のサビであればクリーニングで除去できることもありますし、研磨で修復できることもあります。
    昔はインナーバレルを挿入して修理する方法もあったそうですが、今は違法です。

    >また、遊底、ハンマー、フレーム等の寿命はどの様にして判断するのでしょうか?

    ひび割れや変形を確認する作業が必要ですが、場所によって判断基準は異なります。主に専用ゲージを使用してヘッドスペースやシリンダーギャップ(リボルバーの場合)を計測したり、マイクロメーターでパーツの厚みなどを計測します。(特にマグナムリボルバーの場合は長年の使用でフレームが前後に伸びるので、シリンダーギャップ計測は必須です)

    銃の作動方式によって負荷が掛かる場所が異なるため一概にいえませんが、1911ピストルを例にすると、フレームランプ(フィードランプのフレーム側)周辺、バレルとフレームの接触面、マガジンハウジング周辺は伸びたり割れることがあるので特に確認が必要です。

    私はよく各銃のショップマニュアルを参考にするのですが、パーツが可動したり接触する場所、圧力が掛かる場所は全てチェック対象になるので、全て解説すると本が一冊書ける量になります。
    ですが、動作確認する主な場所は、チャンバー内の状態は正常か?、ヘッドスペースは正しいか?、フレームに変形はないか?、シアーは摩耗していないか?、トリガーを引いて正しくハンマーは落ちるか?、セイフティーは正常に作動するか?、エキストラクターは曲がっていないか?、スライドストップは作動するか?、スライドやフレームのレールにガタツキや変形はないか?、マガジンリップは変形していないか?・・・等々が確認されます。当然、こういったチェックは軍でも行われています。

    >どの部品を交換しているのでしょうか?

    1911で消耗しやすいパーツは、リコイルスプリング、マガジン、バレル、フレームなどです。特にリコイルスプリングとマガジンは数千発撃てば最初にヘタリます。

    #36913 返信

    好事家

    御回答ありがとうございます。

    栓をしていなければ、圧力はマズルヘ逃げると単純に思っておりました。内燃機関の一種と考えれば仰せの通り点検しなければならないのですね。昔GUN誌だったと思いますが、射撃中ハンマーが折れ、顔をかすめた、との記事を読んだ覚えもあり、空包であっても射撃に危険が伴うことを改めて認識した次第です。

    しかし、観光客向け射撃場のレンタル火器が心配になってきました。お約束の誓約書にも自己責任とあった様な・・・。旅行先で射場を訪れた際、その管理の善し悪しを見分ける目処がございましたら、お教え頂けませんか。

    #36914 返信

    ゆき

    私はフィリピンでしか射撃はしたことがないです。「管理の良し悪しを」と考えてみましたが どこもフィリピンクヲリティーの処しか行った事がないので役には立ちそうにないですが、場所によって射撃場の中が綺麗に掃除されている、物が整理整頓されている
    等の違いは有りました。 
    銃を触った感じ(スライド等のへたりガタつき)やスライドを引いて銃身を見れば火薬の汚れは確認できます。(銃が手入れされているか)
    あと 射撃の時は必ずアドバイザー役の人が付きますがその人の安全への配慮等が適切かどうかもだいじですが とにかく一度行ってみないと何とも言えないと言う事で 役に立たないコメントですいません。

    自分が行った所は 綺麗汚いの違いは有りましたが銃の手入れはされている様でした。
    でも屋内の射撃場は以前韓国で積もった埃か粉塵に火が付き日本人の方が焼け死んだ事があったと聞きますので、屋内の場合は非常口の場所等も確認した方がいいかもしれません。

    #36915 返信

    好事家

    御回答ありがとうございます。
    私の場合、ハワイを訪れる度に行くのですが、客引き?がおらず、射場を見学できることを目安に利用しています。仰るとおり、清掃が行き届いていない射場は銃器の手入れも駄目かも知れませんね。私の経験では、それに加え、インストラクターやレンジマスターの経歴が張り出されている様な射場は概ね手入れが良く、取扱の質問にも丁寧に答えてくれました。もっともグルーピングのコツを尋ねたり、22口径から44マグナムまで多弾種を撃つのでは無く9ミリと45口径にばかり撃つ客は珍しいのか、あれこれ親切にしてもらった覚えがあります。
    いずれにせよ、装填前に良く銃器を点検することが大事なのですね。
    御教示ありがとうございました。

    #36916 返信

    ポル
    Keymaster

    >旅行先で射場を訪れた際、その管理の善し悪しを見分ける目処

    破裂事故の原因の殆どは銃の不具合よりも弾薬不良が殆どなので、リロード弾(店が独自に製造している弾薬)ではなく、ファクトリーロード(メーカーが製造した弾薬)を使用している射撃場を利用することをお勧めします。射撃場と銃の販売店舗が併設されている店であれば、大抵の場合はファクトリーロードが使用されています。

    もし射撃中に急にリコイルが軽くなったり、スライドが後退しないで弾だけが発射された場合は、直ぐに射撃を中止してチャンバーを調べます。場合によっては分解して調べた方が良いですが、バレルに弾頭が残った状態を放置して続けて撃てば破裂の可能性があるので、射撃中に変化を感じたら注意してください。これは私も経験があるのですが、変化は体感で直ぐに分かります。

    #36917 返信

    好事家

    重ねて御回答下さり、誠にありがとうございます。

    リロード弾ですか。それは考えてもみませんでした(汗)。私が行く射場ではお土産にカートリッジをくれるので、見る限り、真鍮や鉄製に係わらずエキストラクターで出来た傷らしきものは見当たらず綺麗でした。ファクトリーロードであれば箱入りだと思いますが、観光客用?だと、既に実包装填済み弾倉が装填され、安全装置が掛かった銃をインストラクターから受け取るので、恐らく判らないでしょうね。

    かく言う私も装填済み弾倉しか扱ったことが無く英語も堪能では無いので、御指摘の点は確かめようがありません。パブでウィスキーを詰め替える様な話ですが、素人には見分ける術も無く、困った問題です。とにかく、トリガー・ハッピーにならず落ち着くことが大事ですね。十分注意する様心掛けます。

    御教示、ありがとうございます。




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