開発者のロイ・ウェザビーが目指したのは弾速の高速化でした。
同じ装薬量で効率良く弾速を向上させる方法を模索し、その結果ショルダーにRを付けるとより少ない乱流でスムーズにガスが流れて高速化すると考えられ、特許が取得されました。
ところが、実際にはRがあるからと言って弾速が向上するわけではなく、通常のショルダーでも同じ弾速を出すことは可能で、特別な効果はありません。
また、ラジアスショルダーのリローディングダイは通常より高価であったり、不完全燃焼パウダーを完全燃焼させるには通常のショルダーの方が効率が良いということもあり普及していません。(ウェザビーが特許を持っているという理由もあります)
現在のウェザビーのラジアスショルダーは、当時の名残りとも言えます。
14.9mm SOPのショルダーについては詳しい理由は分かりませんが、弾速の高速化を目的としたというよりも、ケースウォールの厚みとショルダー角の強さから都合上Rが付いているのではないかと思います。