狙撃時の環境について

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このトピックには4件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。4 ヶ月前に  モッツァレラ さんが最後の更新を行いました。

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  • #60905 返信

    モッツァレラ

    お世話なっております。
    今回は前から気になっていたことなのですが、狙撃するときに周りの環境(風向、風の強さ、湿度、天候等)を考慮して狙撃すると思うのですが、なぜ湿度を考慮する必要があるのでしょうか?
    また天候を考慮する理由ですが、雨や雪などでスコープが濡れてスコープが見えずらくなることと、射撃したあとに降っている雨や雪などで弾道がかわってしまうからだと考えていますが、この認識であっているでしょうか?また他にも理由があるのでしょうか?
    よろしくお願い致します。

    #60906 返信

    ポル
    キーマスター

    >なぜ湿度を考慮する必要があるのでしょうか?

    考慮が必要な理由は、湿度が変化すると、飛翔中の弾が空気中で受ける抵抗の大きさが変化するからです。

    よく誤解されやすいのですが、湿度が高いと空気中の水分の抵抗によって着弾地点(POI)が下がると考えられがちなのですが、実際はその逆で、湿度が高いと弾道が伸びて着弾地点が上がります。(弾道がよりフラットになる)

    一方、湿度が低いと弾が落下する量(ドロップ量)が大きくなり、従来より下に着弾します。

    一般的に、湿度が約40%変化すると約1MOA変化すると言われており、ターゲットの距離が離れるほど湿度による命中率への影響が大きくなります。

    これは水分子の質量が窒素などの分子の質量よりも小さいため、湿度が上がると空気の密度が小さくなる現象によるものです。

    >雨や雪などでスコープが濡れてスコープが見えずらくなることと、射撃したあとに降っている雨や雪などで弾道がかわってしまうから

    視界が悪くなるのはその通りですが、雨や雪による弾道への直接的な影響は殆どないので、考慮する必要はありません。
    それよりも湿度の方が影響が大きいので、気温と湿度は長距離射撃で重要になります。

    気温の寒暖差で飽和水蒸気量が変わるため影響がありますし、気温が上がると腔圧が上昇し弾速が速くなり、気温が下がると弾速が低下します。
    この影響は弾薬の性質によって異なるので、長距離射撃においては、使用する弾薬が気温の変化によってどれほど弾道に影響があるか知っておく必要があります。

    #60909 返信

    モッツァレラ

    ポルさん、ご回答ありがとうございました。
    湿度が何故重要なのかがよくわかりました。天候よりは湿度や気温の方が重要なんですね。

    あとご回答の中でふと疑問に思ったのですが、一般的に長距離狙撃とは何メートル以上の狙撃を指すのでしょうか。今回の質問とは関係ないですが、よろしくお願い致します。

    #60910 返信

    ポル
    キーマスター

    >一般的に長距離狙撃とは何メートル以上の狙撃を指すのでしょうか。

    「何メートル以上」といった定義は無いのですが、一般的に500~600メートル以上を指すことが多いです。

    一般的なアサルトライフルの有効射程距離(500~600メートル)以内は、「長距離射撃」とは言われません。

    英語でロングディスタンス・シューティング(長距離射撃)と言う場合は、ピストルで100メートルの距離を射撃するのもロングディスタンスシューティングなので、日本語でいう長距離射撃のイメージとは少し違うかもしれません。

    そういった意味では、有効射程距離を超える距離の射撃を長距離射撃と定義しても良いかもしれませんが、有効射程距離は銃の形状や性能によって異なるので、長距離射撃の定義としては正確ではないとも思えます。

    #60911 返信

    モッツァレラ

    ポルさん、ご丁寧な回答ありがとうございました。
    今後もよろしくお願い致します。

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