フリントロック式銃の発射が遅い理由とは?

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このトピックには0件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。2 ヶ月、 4 週間前 ポル さんが最後の更新を行いました。

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  • #58801

    ポル
    キーマスター

    フリントロック式の銃は、トリガーを引いてすぐに発射されるのでしょうか。
    マスケット銃の射撃動画を見ていてトリガーを引いてから少しの間、煙がでてから発射していたのですが、別の動画ではすぐに発射されていました。
    火薬の込め方で変わったりするのでしょうか。
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    火薬に点火されてから発射までに時間差が生じる原因はいくつか存在します。

    【原因1:点火孔の大きさ】

    上の画像はフリントロック式銃の点火用の火薬を乗せる受け皿(火皿/フラッシュパン)です。
    ここに火薬を少量起き、この火薬に点火すると点火孔(フラッシュホール/タッチホール)という小さな穴を火が通過し、銃身内の火薬に引火して弾が発射されます。
    火薬は粒から隣の粒へと連鎖的に燃焼しますが、この点火孔が小さいと火薬の連鎖的な燃焼が遅れ、点火速度に差が生じます。
    点火孔は汚れによって小さくなるため、汚れるほど(発射数が多いほど)時間差が生じやすくなります。

    【原因2:火薬の粒の大きさの違い】

    一般的に火薬は粒の大きさによって燃焼速度に差が生じます。
    粒が小さいと燃焼速度が早く、粒が大きいと燃焼速度が遅くなります。
    アメリカでは黒色火薬の代替火薬が使用されることが殆どですが、これは精度の高い火薬で粒の大きさが管理されています。
    しかし昔ながらの黒色火薬は粒の大きさに差があり、この差が燃焼速度の差として現れます。
    つまり、火薬の状態によって時間差が生じることがあります。

    【原因3:不純物や湿気の影響】

    火薬に不純物や湿気が含まれていると燃焼に時間がかかるため、引火し難い状態となります。
    燃焼し難いと時間差が生じやすくなります。

    【原因4:点火場所の違い】

    点火用の火薬は火皿に乗せますが、火皿の中でも点火孔に近い部分に点火されると引火が早くなります。
    これは僅かな差ですが、前述した原因が合わさることで時間差が生じやすくなります。

    点火から発射までの時間差の原因は一つとは限らず、複合的要因により早まったり遅れたりすることがあります。


 
 
 
 
 
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