返信先: Five-seveNから発射されるSS190弾の能力について

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Mr.smish

まずFN P90やFN Five-seveNで使用される5.7x28mm弾について、説明したいと思います。時は1991年。湾岸戦争などの戦場で、ボディアーマーを着用する兵士が増加し、従来の拳銃弾を使用する拳銃やサブマシンガンなどがほとんど効果を持たなくなり、指令本部などの狭い場所を後方支援として警備する兵士の装備では、敵に対して無力も同然でした。そこでそのような状況を打開すべく、ベルギーのFN Herstal社が開発したのがこの5.7x28mm弾というわけです。そのような深刻な状況に陥っている戦場において、大きな効果を発揮できるよう、近年広まりつつあるボディアーマーに対して、それを貫通し敵を効果的に倒すことを目的に開発されたものです。
5.7x28mm弾の最大の特徴としては、防弾機能のあるボディアーマーなどの目標に対しては高い貫通能力を持ち、人体などの目標に対しては容易に貫通しないがために高い威力を誇っているところでしょう。
実際その弾薬の特徴に注目して、FN P90やFN Five-seveNを制式採用している機関はいくつかあります。まず1996年12月17日~翌1997年4月22日の間発生した「在ペルー日本大使公邸占拠事件」で、最終的に公邸に突入した、ペルー海軍特殊作戦部隊(FOES/Fuerza de Operaciones Especiales)を中心とした軍・警察の特殊部隊がFN P90を装備しているのが確認されており、またその他にもアメリカ合衆国シークレットサービスが、2004年から特別捜査官および警護官向けの装備として、SIG P229 357SIG弾仕様、およびFN Five-seveNを携行し、レミントンM870・FN P90・H&K MP5などの近接戦闘用武器も装備しています。
まあペルー海軍特殊部隊が装備していたのはあの時期話題になりましたし、シークレットサービスに関しては今まで使用してきたMP5に変わる新たな武器として、弾薬の特性に注目して採用したそうです。
ちなみにSS190は、ボディアーマーに対して大きな効果があるとFN社では盛んにアピールしていますが、一部の軍・警察関係者はSS190は弾体重量が非常に軽いため、弾着時のパンチ力(ストッピングパワー)に欠けると考え、SS190の効果のほどに対して懐疑的であるらしいです。
2004年に、拳銃による暴力防止を目的としたブレイディキャンペーンから、Five-seveNから発射されたSS192ホローポイント弾(民間人でも所有可能な5.7mm弾)は、レベルⅡAのボディアーマーを貫通する能力があると指摘され、アメリカ合衆国国内で論議が巻き起こりました。しかし、この批判の具体的な根拠が証明されなかった上、市販される全ての狩猟用ライフル装弾と一部の拳銃弾でもクラスⅡAのアーマーを撃ち抜くことができるため、この批判は的を射たものではありませんでした。実際ATF(連邦アルコール・タバコ・火器・爆発物取り締まり局)ではSS192は貫徹弾であるという指定は受けておらず、アメリカ合衆国においては民間人による所有も合法的なものとなっています。しかしこの批判を受けてFNは、SS192の民間市場での販売を中止し、代わりにSS196SR(SRはSporting Round、スポーツ弾薬の略)の販売を開始しました。SS196SRの弾頭にはポリカーボネートが使用されており、弾着と同時に弾が潰れて貫通力が落ちるほか、弾体重量がSS192より重いために銃口初速も下がっています。
5.7x28mm弾には薬莢にテーパーが掛かっていないため、一度薬室に入れると薬室と薬莢のコンタクトが大きく、抜弾することが難しくなるためにそれを防ぐ目的で摩擦係数の低いポリマーコートが薬莢に施されています。この処理によって、P90においてはマガジンから90度回転して薬室に送り込まれるにも拘らずスムーズに装弾されます。
まあ色々と説明するとこんな感じになっちゃいますね・・・ 自分でもこのあたりの事はよく分からないので、詳細は以下を参照の程、よろしくお願いします。    https://ja.wikipedia.org/wiki/5.7x28mm%E5%BC%BE←5.7x28mm弾
        https://ja.wikipedia.org/wiki/FN_Five-seveN←FN Five-seveN

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