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返信先: 3点バーストについて

#31459
ポルポル
キーマスター

ニコニコ大百科の記事を拝見しましたが、恐らくこれを書いた方は「バースト・ディスコネクター」を「シアー」だと勘違いしているのだと思います。
セミ/3点バースト/フルオートのどのセレクター位置であってもトリガーシアーがハンマーを解放するので、トリガープルの重さが毎回変わるということはありません。
ただし、セレクター位置がフルオートの場合はディスコネクター・スプリングのテンションが掛かるので、通常よりトリガーが重くなります。

バースト・モードは、精密射撃のための機能でありません。バースト・モードが採用されたキッカケは、ベトナム戦争時にフルオートであっと言う間に弾を撃ち尽くしてしまうのを防止するため対策でした。当時は短い訓練期間の新兵が大勢ベトナムに送られていた背景があります。その後、サブマシンガンでバースト・モードが採用されますが、これにより軽量でマズルジャンプしやすいサブマシンガンをコントロールしやすくなり、命中率を高めています。
ライフルで長距離を狙ったりハンドガンを使用する場合は、トリガープルの影響を大きく受けますが、ライフルでバースト・モードを使用する状況は近距離~中距離なので、トリガープルの重さが変わったとしても実用上不都合な影響があるとは考えにくいと思います。精密射撃が要求される場合はセミオートで撃つのが通常なので、バーストで精密射撃は無理があります。

他の銃にM16のバーストメカが使われているかについてですが、M16/M4のバーストメカはコルトの特許なので、同じものを利用しているのは無いと思います。似ているものはあるかもしれませんが、ちょっと記憶にありません。

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