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銃の疑問FAQ 短文回答集 過去ログ 5

このページは、1998年から2012年までに皆さんからいただいた質問とその回答を公開しています。


faq_q暴発てどういうこと?

faq_a「暴発」とは、銃や弾に問題があり、射手の意思とは無関係に発射されることです。

一方、うっかりトリガーを引いてしまった場合は「誤射」です。

 


faq_qあぶない刑事とか、ドラマでは、俗に言う「バキューン」とエコーしたような音ですよね。でも、本物の世界では、よくニュースとかで目撃者が「パンっていう乾いた音」って言ってますよね。これはどうして矛盾(むじゅん)しているんでしょうか?

ぼくとしては、ドラマのように響いた方がかっこいいと思います。
「パン」っていうだけだと、なんかおもちゃみたい・・・。

faq_a私も響いた方がカッコイイと思います。ドラマや映画の方が迫力があるように感じますよね。でも、実際に自分で撃ってみると、「ドン」という衝撃派を感じ納得できます。ドラマでは再現できない音なので、誇張は必要だと思います。

 


faq_qライフルは拳銃に比べて口径が小さいのに威力が大きいのは、装薬量と銃身の長さに関係しているのでしょうか?

faq_a仰る通りです。

銃身の長さは使用する火薬の本来の力を引き上げるためにも重要です。

弾頭が軽く(最低限の重さが必要)、火薬量が多いと初速が上がり、運動エネルギーも大きくなります。


faq_qずっと疑問に感じていたことがありましたのでこの機会に質問させて頂こうと思いました。

照準についての疑問なのですが、銃口とそれよりズレた位置に装着されているスコープの十字(またはサイト、レーザーポインターなど)との間には数ミリ~数センチの差があるので、実際に弾丸が飛ぶ軌道とスコープの照準とではその分の誤差が発生してしまい、狙った目標にピンポイントで正確にヒットしないと思いました。

スコープの十字の中央に目標をサイティングするだけでは、そこへ飛ばないのではないのでしょうか。もちろん、針の穴に糸を通すような正確な射撃が必要とされない場合においては、ほんの数センチの着弾点のズレまでは考えないのかもしれませんが、しかし、プロのスナイパーなどは数キロ離れた場所からコインを撃ち抜くというような驚異的な芸当をやってのけてしまいます。多くの場合、熟練者は銃口と照準との誤差を考えて撃っているのでしょうか。

faq_a仰るとおり、バレル(銃身)延長線上のラインと、サイト(照準)延長線上のラインとの誤差を修正する必要があります。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 


faq_q完璧なド素人です。先日、ハンドガンの雑誌を見ていて気が付いたのですが、 マグナムというのはリボルバーにしかないものなのですか? それとも単にオートマチックの名前に表記されていないだけなのでしょうか。 もし、リボルバーにしかないのなら、その理由も教えていただけたら幸いです。

faq_aマグナムとは元々弾に付けられた名前でしたが、マグナム弾という強力な弾が生まれた当時はそれが珍しかった事もあり、いつの間にかマグナム弾を使用する銃そのものをマグナムと呼ぶ事が多くなりました。このような背景もあり、リボルバーでも、オートマチックハンドガンでも、ライフルでも、マグナムと表記される銃は存在します。

しかし、ほとんどの場合は一般のユーザーやメーカーが勝手にそう呼んでいるだけで、マグナムと呼ばれる多くの銃はそれが正式名称ではありません。マグナムと呼ばれるリボルバーでも、それはほとんどが俗称、または商品名です。

 


faq_qはじめまして、小生の疑問にお答え願えたら幸いです 依然から気になっていたのですが、弾丸をテフロン加工するメリットとはなんでしょう? 某映画でも あるシーンで登場しました、防弾チョッキを貫通していた様です(ケブラ-製?) 貫通力アップが目的なのでしょうか?、また どうゆう場合に使用されるのでしょうか? よろしくお願いいたします

faq_aおっしゃる通り、テフロン加工することで着弾時に弾頭の変形が少なく貫通力が増します。当然、貫通力が必要とされる場合にしようされ、ボディーアーマー(弾種やボディーアーマーのタイプにもよりますが)の貫通にも有効です。


faq_qスパス12は様々な弾が搭載できると言っているけど、どういう風な弾が搭載できるのですか。

faq_aSPAS12に限らず、ショットガンはそれぞれ様々な弾を使用できます。弾の種類については無数に存在するのでお答えできませんが、SPAS12にしか使用できないという弾はありません。


faq_qショットガンの口径について教えてください。 12ゲージや.410をよく聞きますが。 どのくらいの種類があるのでしょうか? また、単位のゲージというのはどういう基準で 分けられているのでしょうか。昔何かで、溶かした鉛を水に落としたときの球の大きさで、溶かした鉛の量で決まると書いてあったような覚えが、 ありますが、はっきりしません。どうか教えてください、よろしくお願いします。

faq_a弾の種類は各メーカーが様々な製品化していますので無数です。ですが口径で大きく分類すると1~10番の10種類に加え、BB、OOバック、OOOバック、スラグの4つです。 また、ショットガンの口径は弾の重量表示になっています。表示方法の歴史は英国から始まり、 12ゲージとは1/12ポンド、つまり約38gの重さの弾と同じ大きさの口径を指します。 しかし、市場を米国を中心とする410という口径はこれとは異なり、この場合はインチ表示で口径が0.410インチとなります。


faq_q口径の話で・・・ 大きいサイズってどれぐらいまであるんですか?? あと小さいサイズも・・・。

faq_a弾の種類同様に口径も多様で、小さいものでは、S&W M647などで使用される、.17(4.5mm)口径から、大きいものでは、スイスのソロサーン対戦車ライフルなどに見られる、20mm口径まで存在します。これ以上口径が大きくなると、”銃”という扱いではなく、”砲”の種類になります。また、.17口径はエアライフル競技の世界では最もポピュラーな口径でもあります。

 


faq_q最近銃関連のHPをいろいろ見るようになったのですが、気になったことがいくつかあります。今日はそのうちのひとつですが、ニュースーパーブラックホークはコルトS・A・Aと形が似てますが、何か関係はあるのでしょうか?教えてください。

faq_a銃器市場では、ルガー・スーパーブラックホークや、コルト・SAAのような、ウエスタンスタイルにも人気があります。そこで、各メーカーも次々と”新しいながらも古いデザイン”の銃を発表し続けています。問題の銃の両者に直接的な関係はありませんが、こういったウエスタン・スタイルの銃は、シューターやコレクターに好まれる、1つのジャンルとなっています。


faq_qマシンピストルが大好きです。
その中でGLOCK18とBerettaM93Rに興味があります。 その最高装弾数が知りたいので教えていただけないでしょうか?

faq_aBeretta M93Rのマガジンの装弾数は20発ですが、Glock18に適合するマガジンは4種存在し、それぞれ10発、17発、19発、33発の装弾が可能です。

これらの多弾数マガジンは、Glock18と同口径である9×19mm弾を使用するGlockピストル(一部コンパクト・モデルを除く)に適合します。


faq_qM16(CAR15)シリーズ共通であると思いますが、ファイアリング・ピン・リターンSPが省略されています。

ハンマーをコッキングした場合、ファイアリング・ピンはフリーとなって動き回るのではないかと思われますが真偽は如何に?

自重で前進して激発する事はないとは思うのですが…(^_^;)

faq_a仰る通り、M16(AR15)の構造上、ファイアリング・ピン・スプリングは省略されています。ハンマーが起きあがり、ボルトが閉鎖されている状態ではファイアリング・ピン(撃針)はボルト・ヘッドに到達することが可能です。

しかし、ボルトには”ファイアリング・ピン・リテイニング・ピン(ファイアリング・ピン・リテイナー)”という、先が二股に分かれたピンが刺さっており、このピンはファイアリング・ピンにテンションを掛け、保持する役目を果たします。このピンによってファイアリング・ピンが撃発にいたるまでの衝撃を弾薬に与えることはありません。


faq_qグロック18Cのフルオート射撃は、1秒間に何発ぐらい連射できるんですか?

faq_aGlock 17(セミオート)をフルオート化させたGlock 18は、毎分1200発、毎秒20発の発射速度です。


faq_qライフルドスラッグについて質問します。
スラッグ弾の側面にライフリングのようなミゾがついており、これが飛翔中に回転効果をもたらすとありますが、実際のところはどうですか?また所持している銃は交換チョーク式の銃で、 フルチョークを装着中に、銃口部分より直径の大きな弾丸(スラッグ弾)を発射したら、やはり銃身破裂が起こるのでしょうか?

faq_aライフルド・スラグは飛翔する弾そのものにライフリングが刻まれており、空気抵抗によって回転します。種類にもよりますが、従来のスラグ弾より集弾率約25%の向上が見られるとされています。フル・チョークにスラグ弾の使用は、スラグがレッド(Lead:鉛弾)であれば問題ありません。

スラグが使用可能なチョーク(ライフルド・チョーク、シリンダー・チョーク、インプルーブド・シリンダー・チョーク、モディファイド・チョークなど)もあるので、特にそちらの使用をお勧めします。(実際に試される場合は自己責任でお願いします。)


faq_qシグ・ザウエルP229という拳銃は9mmパラベラムと357SIGが撃てるという話ですが、これは同じ口径の弾丸ですよね? ということは『特別な部品の変更なしで撃てる』と言うことなんでしょうか?要は、P229で9mmパラベラムを撃っていて弾切れをした後すぐに357SIGを再装填して(あるいはその逆をして)発射が可能か、ということなのですが。

faq_a不可能です。口径やケース長が変化すれば、それに適合するバレルが必要になります。

 

faq_qあと、357SIGのサイズ(9mmパラベラムなら9×19といったもの)がよくわからないのですが、わかるようなら教えていただけないでしょうか?

faq_aメートル法で表せば9x22mm(9×21.97mm)となりますが、一般的に.357SIGはメートル法で表記されることはありません。


faq_q9mmと45口径ならある程度は威力はわかるんですがその他の拳銃弾22口径から50口径マグナムの威力の強い順番に教えてください!それに銃口エネルギーは威力に関係ありますか?

faq_a 基礎知識の比較表をご覧ください。ここで表記されているエナジーの数値の大きさは、その弾の”威力=エネルギー量”とほぼ比例します。ですが、比例すると言っても弾頭の種類や環境など同じ条件下であることが必要です。また、人体に与える影響や貫通力は比例しません。

弾は使用目的に合った選択が必要であり、一言で”威力”と言っても、ターゲットの素材は何か?その素材に対してどれだけの貫通力が必要か?ターゲットは動物か人間か?どれだけのダメージを与える必要があるのか?・・・等々、様々な条件を考え、それに一致した弾でなければ本当の効果は得られません。そのため、弾を選択する場合、単純に威力の強弱だけを考えるのは無意味です。

 


faq_qトレマーズ3を見て思ったんですけど実弾に火薬の代わりにガソリンを入れたらどう思いますか?

ブライマーが車で言うプラグと一緒のはずですから発火はすると思いますが。

faq_aガソリンは気化状態で爆発するため、液体のガソリンが狭いカートリッジ内で、しかも密閉された状態では、ほとんど酸素と混合しないことから、発火は難しいと思われます。仮に酸素と混合するスペースがあったとしても、その空間は僅かですから、十分な爆発力を得られるとは考えられません。

 


faq_q某24時間ドラマの1シーンにて、空き缶の中に弾を入れてその上に草をかぶせて火を着け、弾に引火し発火。そちらの方に敵の注意をそらすという場面があったのですが、これは可能なことなのでしょうか。

faq_a私はそのシーンを拝見していないので詳しい状況が分かりませんが、弾を火にくべることで爆発させるのは不可能ではありません。その弾薬に使用されている火薬が発火点に到達すれば爆発します。

しかし、発火点に到達するまで燃え続けるかは、草の量にも寄るところでしょう。引火の可能性は火力と時間次第です。無煙火薬の具体的な発火点は、その火薬の種類によって異なります。

 


faq_q「散弾銃などに使われる火薬を、ピストル弾やライフル弾に使うと不発が起こる」と聞いたことがあるんですが、本当のところはどうなんですか?

faq_a火薬を製造するメーカーは、商品が何に使用できるか情報公開していますが、ショットガン用にもピストル用として対応する火薬が存在します。

これが不発の原因になるとは考えにくいです。

 


faq_qリボルバーはシリンダーをおさえると絶対トリガーが引けないのですか?

faq_aダブルアクション・リボルバーの場合、ハンマーがレスト状態(起きていない状態)時にシリンダーを強く押さえると、テコの原理によってシリンダーが回らずトリガーを引くのは難しくなり、ほとんど引けない状態になります。

しかし、ハンマーが起きている状態でシリンダーを押さえた場合は、シリンダーは回転し終えた状態であるため、トリガーを引け、発射できます。

 


faq_qシングルアクションアーミーというリボルバーピストルについて質問します。
リロードするとき、今主流のリボルバーのようにスリングアウトして弾を装填する事が出来ないのはわかるのですが、実際の装填方法が分かりません。

faq_aフレームの右側にローディングゲートと呼ばれるフタがあります。弾をロード(装填)するときは、ハンマーをハーフコックし(これでシリンダーが自由に回転する)、ローディングゲートを開いて一発ずつ弾をシリンダーへ入れていきます。

 


faq_qリボルバーについて質問があります。
シリンダーの回転方向は銃によって違うそうですが、これによってスイングアウトの方向とライフリングの向きは決まるのでしょうか?

faq_aいいえ、シリンダーとライフリングの回転方向は無関係です。

faq_qまた、安全に携帯する為に一発目は開けておく、というのがありますが、当然これもシリンダーの回転方向を計算に入れるわけですよね。

faq_a仰るとおりです。ですが、現代のリボルバーで一発目を空にする理由はありません。

faq_qもしシリンダーの回転方向とライフリングの向きに法則がない場合、その銃を初めて見た人が、空撃ちなどをせず、見ただけでシリンダーの回転方向を見極めることはできるのでしょうか?回転方向を勘違いすると普通に二発目を撃ってしまうと思ったのですが。

faq_aシリンダー表面のシリンダーストップ用の溝(ノッチ)の向きで判断できます。

または、ほとんどの場合、S&W社とレミントン社製は右回転、コルト社とスターム・ルガー社製は左回転です。しかし、これらには製造時期によって例外が存在しますので、メーカー別に回転方向を知ることはできません。

 


faq_q上下2連式のショットガンの構造について質問させて頂きます。

1.上下2連式のショットガンはダブルアクションですか?

faq_a基本的にシングルアクションです。

faq_q2.シェルを装填して銃を元の状態に戻すとコッキングされるのですか?

faq_aいいえ、逆です。弾を装填する前に、銃(バレルとレシーバー)を折ったときにコッキングされます。

faq_q3.通常は上下どちらが初矢でしょうか?

faq_a通常は下側のバレルから先に発射されます。一発目で使用されるバレルは使用頻度が高いので、できるだけ銃の低い位置で発射される方がリコイルの処理も簡単で有利です。 #上下どちらから発射するかを切り替えられるセレクター(バレルセレクター)を装備したモデルは、上下どちらからでも先に発射できます。また、上下バレルで独立した二つのトリガーを装備するモデルは、どちらかのトリガーを引くことによって選択できます。

faq_q4.上下の発射順はどうやって切替えるのでしょうか?

faq_a上で述べたとおり、バレルセレクター装備モデルは、セレクターを前後または左右に移動させることで切り替え可能です。

faq_q5.上下に装填して1発だけ発砲した場合は発砲した側のみ排莢されるのでしょうか?また、この状態から装填した場合は二の矢からの発射になりますか?

faq_a例外はありますが、通常、未発射の弾(不発の弾など)は排莢されずにそのままチャンバーに残ります。このとき、弾はエキストラクターで少し引き出されるため、指で直接引き抜くことができます。また、この状態から発射済みの弾だけ再装填をすれば、再び一発目から順番に撃発されます。

faq_q6.クリーニング等でデコッキングをしなければならない場合は、どうするのですか?

faq_a通常、デコッキング機能はないため、チャンバーから完全に弾を排莢してドライファイア(空撃ち)するか、ドライファイア用のダミーカートを装填してトリガーを引きます。

 


faq_q M134ミニガンについているモーターを回すためのバッテリーの容量はどのくらいでしょか?

faq_a基本は28ボルトですが、24ボルトでも駆動します。

 


faq_qSMGはOB(オープンボルト)とCB(クローズドボルト)に分類されますが、アサルトライフルもOBとCBに分類されるのですか?

faq_aオープン・ボルトとクローズド・ボルトは作動方式の機構を示すものなので、SMGであるかライフルであるかは関係ありません。一般的に、オープンボルトはSMGやライトマシンガン、ヘビーマシンガンに多く、アサルトライフルでは非常に稀です。

 


faq_q海賊映画に出てくるマズルローダー・ライフルは、一発撃ったら使い捨てですか?二発目も打てますか?

faq_a使い捨てではありません。二発目も撃てます。ただし、短時間で連射できません。 マズルローダー(マズルローディング・ライフル/ピストル)は、名前の通りマズル(銃口)からローディング(弾込め)するため、一発撃てば再び銃口から火薬と弾を装填する必要があります。 もしバレルが一本しかなければ発射毎に再装填が必要ですが、バレルが複数本存在する場合はバレルの数だけ続けて撃つことができます。

 


faq_qとあるTVゲームで、イサカM37に弾薬を装填する際にマガジンかクリップようなものを使い一気に4発全弾装填していた
のですが、実銃のM37もそのような装填方法があるのでしょうか? またそのように装填できる散弾銃は他にあるのか教えてください。

faq_aイサカM37のようにチューブ式マガジンを持つショットガン(ポンプアクション・ショットガン及びオートローディング・ショットガン)には、ショットガン・スピード・ローダーが使用できます。これはプラスチック・チューブにシェルを内包し、マガジンに当てて押し込むと装填される仕組みです。現在ではアクション・シューティング界を中心にポピュラーな存在となってきました。