中折れ式リボルバーが衰退した理由

faq_qリボルバーには中折れ式とスイングタイプの2種類ありますが、トイガンにモデルアップされているのは圧倒的にスイングタイプですよね。実銃でも中折れ式は少数派に思えるのですが、なにかデメリットがあるのでしょうか。実銃、トイガン両方面でお願いします。

faq_a中折れリボルバーは数多く生み出されましたが、現在まで生き残らない原因の一つに、強度の弱さがあげられます。フレームとバレルをロックする部分がU字型のキャッチなどといった、引っ掛ける閉鎖方式のため強度が弱く、パワーの強い弾薬に耐えられません。中折れリボルバーの口径には、.22~.44口径などがありますが、これらは現在の同口径弾薬と比べてパワーの小さいもので、弾の初速は、650fps(198m/秒)前後が殆どです。また、中折れリボルバーのリロード時間は、スイングアウトのものと比べても多少の時間を取ります。このような理由から、中折れリボルバーは現代のユーザーの要求に答えられないため、主流となっていません。

銃を折るようにしてシリンダーを開放するこの中折れリボルバーは、2つの種類に分類されます。1つは、銃を”ハの字”に折り曲げて装填する方式の、”トップブレイク・リボルバー(Top-Break)”、もう1つは、バレルを”逆ハの字”に、銃口を上向きに折り曲げる方式の、”ティップアップ・リボルバー(Tip-Up)”です。多くの中折れリボルバーを製造したS&W社を例に取ると、S&W社はトップブレイク・リボルバーを、1870~1940年に製造し、ティップアップ・リボルバーを、1857~1881年に製造していました。 こうした中折れリボルバーは現在では製造されていません(復刻モデルを除く)が、1800年代後半から多く製造され、スイングアウトタイプのリボルバーに追いつく勢いで製造された時期がありました。 S&W社のものをベルギーがコピーし、そのコピーをロシアが更にコピーするなど、コピーのコピーが生まれる事例もありました。

中折れリボルバーで有名なものには、イギリスのエンフィールド社や、ウェブリー&スコット社、プライス社、アメリカのS&W社や、アイバージョンソン社などの製品があります。 トイガンについては、実銃が無名で人気の少ない中折れリボルバーを生産するメリットが無いため、世に出る数も少ないのだと考えられます。

 


 
 
 
 
 
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