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バレルの内側にネジを切ってサプレッサーを装着できますか?

faq_qウィキの「サプレッサー」の項には「(玩具とちがって)銃身の”外側”にネジを切る」とあります。たしかに、”内側”にネジを切って装置を差し込んだら、弾丸の出口が塞がってしまいそうです。拳銃の場合、銃身の内側にネジを切ることなどあるのでしょうか?

またサイレンサーを簡単に装着できるアダプターがあるのはわかりましたが、その場合、銃身の取り替えは必要ないのでしょうか? スライド先端から銃身が突き出ていないポケット・ピストルなど、どこにどうやってアダプターを付けるのでしょうか?

 

faq_a内側にネジを切ることが可能かどうかはバレルの肉厚と相談することになりますので、モデルによって異なります。外側にネジを切ることに比べてメンテナンス性が悪かったり、物理的に無理があることが多いので、多用されることはありませんが、コンパクトさを維持することで通常の延長バレルを使用して全長が長くなることを避けるメリットがあります。

加工可能な場合は、バレルの内側にネジを切り、そこにアダプターをねじ込んで、そのアダプターにサプレッサーを装着するのがほとんどです。勿論、アダプターの内径は弾の直径より大きいので弾が接触することはありません。

 

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Photo via Precisionsmallarms.com

【画像上】 .25ACP用バレルの内側にネジを切り、アダプターをねじ込んでいる。

 

SUB_0009【画像上】 ワルサーPPとPPK/Sのバレルに切られたネジ

 

 

スライド先端から銃身が突き出ていないポケット・ピストルなど、どこにどうやってアダプターを付けるのでしょうか?

サプレッサーの装着を想定されていないバレルに無加工で取り付けることはできません。バレルの内側にネジを切るか、それが無理ならサプレッサー取り付け用に加工された延長バレルに交換する必要があります。

 

アダプターさえあれば銃身の取り替えはつねに不要なのか

バレル自体がサプレッサー対応の加工が施されていなければ、アダプターもサプレッサーも装着できません。