PR

ベルグマンMP18の特異な形状のドラムマガジンは問題なく作動する?

faq_q光文社の世界の軍用銃という本に、MP18を構えるドイツ兵の写真がありました。その写真では、MP18のマガジンが 、(バナナのような滑らかな曲線ではなく)、鋭角的にカクンと折れ曲がっているのです。さらに、外観から推察するに、ドラムマガジンらしいのです。

こんな特異な形状のマガジンで、スムーズに送弾できるのでしょうか?また、詳しい構造などについても知りたいです。

faq_aMP18では32連ドラムマガジンが標準として使用されていました。

第一次世界大戦ではライフル兵10人に対して1人の割合で装備され、塹壕戦など接近戦において活躍しました。

銃の画像

ベルグマンMP18 Photo via wikipedia.org

装弾数は32発で、強力なスプリングでボックスマガジンと同じ方法で弾を押し出し給弾します。

MP18は毎分400発という遅い発射速度のため、「発射速度に給弾が追いつかない」といった問題はありませんでした。

銃の画像

Photo via milsurps.com

MP18のマガジンはルガーP08で使用されたスネールマガジンと同様のマガジンが利用されています。

現代のマガジンと比較すると信頼性が劣るのは間違いありませんが、実用上の問題となるレベルではありません。

マガジン先端の直線部分は直接マガジンの先から素手のみで弾薬を装填可能ですが、回転部分から先はマガジン後部に接続されたレバーを回して装填する必要があります。

このレバーはコイルスプリングによるテンションが掛かっており、弾薬を給弾しながら回転する仕組みです。

マガジンの周囲には「12、17、22、27、32」と刻印があり、レバーの停止位置によって残弾数を確認することができます。