銃の疑問 過去ログ

このページは、1998年から2012年までに皆さんからいただいた質問とその回答を公開しています。


faq_qすごくバカな質問で申し訳ないのですが、もともと銃は火縄銃のイメージがあり、火が火薬に移って玉が飛 ぶって感じなんですが、今の使われている拳銃はやっぱり火薬が使われているんですか? 映画を見ていたら水の中に 落ちちゃったんです。そしたら使えないの?どしゃぶりの雨では打てないのですか?そんなことないですよね。火薬 が使われてるとしたら防水なんですか?簡単に今の銃のしくみ教えてください。

faq_a現在の銃器も昔と同様に、火薬を使用して弾を発射しています。火縄銃など、金属の薬莢を使用しない銃は水に弱く、湿ったり水に触れては使い物になりませんでした。しかし、現在は火薬を金属の薬莢内に封じ込め、その薬莢を弾(弾頭)がフタをする状態となっているため、防水性能を持っています。ですから、たとえ銃を水中に落としても何ら問題なく射撃でき、水中で撃つことも可能です。(水中で射撃する場合は、大幅な威力の低下と水の抵抗による不発の可能性があります。)

また、ショットガンの弾はショットシェルと呼ばれますが、これは通常プラスチック製薬莢を使用しています。しかし、金属薬莢同様に耐水性があります。#耐水性の高い現在の弾ですが、長時間水に浸かっていたり、結露が起きる様な環境での保存状態では、湿気による不発も起こりえます。

 


faq_q銃を撃つ際、目標までの距離と貫通力の関係について疑問を持ったので質問させてもらいました。 「ライフル弾は近距離よりも、ある程度距離が離れていたほうが威力がある」という話を聞いたり読んだことがあるのですが、それは本当なのでしょうか?

faq_a距離が伸びるにつれて弾が持つエネルギーは減少しますが、逆に貫通力が増すことがあります。

まずはこの表をご覧下さい。

.308Winchester (7.62mmNATO弾) 弾頭重量123gr 弾頭形状FMJ
距離(ヤード)01002003004005006008001000
スピード(フィート/毎秒)29362599228619951728149012891031901
エネルギー(フィート・ポンド)2355184514281087816606454290222
ノックアウト・パワー15.914.112.410.89.48.17.05.64.9

弾が1000ヤード(914.4m)に到達する時点では、初速の約1/3のスピードまで落ちています。このように、距離が長くなるほどすべての数値が減少します。

ところが、実際には近距離より遠距離の方が貫通力が高まる場合があります。

 

近距離では弾頭のスピードが速いため、着弾時に弾頭の先端が大きく潰れます。逆に、遠距離では近距離に比べて弾頭の潰れ方が小さくなります。

弾頭先端の変形が少なく、尖っている方が貫通力に優れるため、距離が伸びるほど貫通力が増すことがあります。貫通力は必ずしも殺傷力と比例せず、弾頭が衝撃で破砕された場合、つまり、フラグメンテーションが起きた方が弾頭が持つ運動エネルギーが全て体内で消費されるため、効率よく大きなダメージを与えることになります。

 


faq_q実銃ではサウンドサブレッサーの効果はどこまで期待できるのでしょうか?

faq_a種類にもよりますが、200mまで聞こえる銃声が100mまでしか聞こえなくなるものや、屋内ではターゲットの隣の部屋で使用しても気づかれない程度の減音効果が得られます。しかし、サウンド・サプレッサーの効果は、そのサプレッサー本体の性能や使用弾薬によって大きく変化します。銃の作動音が聞こえる程度まで減音できるものや、車のクラクション程の音圧レベル(110db~)まで減音できるものもあります。

faq_qまた実銃の中には音を極力少なくするためにブローバックを殺す機能を持つハンドガンがあるそうですが、その名前はわかりますか? 

faq_aサウンド・サプレッサーを利用するハンドガンでは、その多くがスライドを固定しブローバックさせない機能をもっていました。有名なものには、米軍のコルトM1911A1、M9(ベレッタ 92FS)、MK22(S&W M39 通称:ハッシュパピー)、その他、中国の64式や67式、ロシアのPBマカロフ、ブルガリア製マカロフ・ピストルなどが存在します。この様なスライドを固定するモデルは珍しくなく、多くのハンドガンがこのような加工を施されました。

 


faq_q実銃の発射音でイヤーマフをつけていないと鼓膜は破れませんか?警察とかはつけていないような…

faq_a撃っている本人(射手)の鼓膜が破れることは滅多にありませんが、耳元に銃口を近付けて撃った場合はどうなるか保証できません。銃によってそれぞれ銃声の大きさや種類も違います。その使用する火薬量や、音速を超える弾か、またはそうでない亜音速弾といった弾の種類によっても、違いがでてきます。

しかし、銃声により難聴になる恐れはありますが、通常の射撃の範囲で鼓膜が破れることは通常はないでしょう。銃声は銃の後方より、銃の真横から前方に掛けて広がっていくため、銃の後方にいる射手には、比較的やさしいと言えます。また、警察官などは実際に銃を使用した場合でも、その発射数は数発程度ですので、まったく問題ありません。また、実際に命を掛けて銃を扱う現場では、銃声による耳のダメージについては、気にはしないでしょう。

銃声によって難聴となったり、耳を悪くする例は多くありますので、射撃の際にはイヤー・マフなどのプロテクターの使用は必須です。私がアメリカで知り合った知人に元サンフランシスコ市警の警官がいたのですが、イヤー・プロテクターを義務付けられていない時代に警官だったので、射撃練習を継続した結果、耳が悪くなったと証言していました。

 


 

faq_q銃のこと考えていると 疑問が浮かびまくってきます。 調べてもわかりそうにないので 聞いて下さい! 先日、あるHPで耳にしたことなんですが、 「リボルバーにサイレンサーをつけても消音、減音 しない。なぜかは、シリンダーとヨークの間の 接触面(意味通じたかな?)から 発射ガスが漏れるから。」ということです。 本当のところはどうなんでしょうか? 教えて下さい。

faq_a仰るとおり本当です。

正確には、シリンダーとバレルの間(シリンダー・ギャップ)から発射ガスが漏れ、銃声は銃口(マズル)とシリンダー・ギャップから発せられます。これはリボルバーの特性で、オートマチックと違い、バレルとチャンバーが独立しているため、ガス漏れは避けられません。

リボルバーを両手で持ち、トリガーを引く手とは逆の手の指をトリガー・ガードに掛けて撃つと、指先が漏れた発射ガスによって黒く汚れたり、最悪の場合、火傷をすることがあります。このように、リボルバーはシリンダー・ギャップからガス漏れするため、マズル部分にサイレンサーを取り付けても消音効果は得られません。

過去には、シリンダーを含むリボルバー全体を丸ごと覆ってしまうサイレンサーも存在しましたが、容易にリロードできない上、消音効果もさほど無かったため、現在では使用されません。

”リボルバーはガス漏れして当然”ではありますが、例外的に過去にはガス漏れの無いリボルバーも存在しました。

ロシア製の、ナガン M1895は、ユニークな構造を持ち、トリガーを引くと同時にシリンダーが少しだけ前進し、バレルに直接シリンダーが押しつけられ、ガス漏れを防ぎます。このメカニズムはサイレンサーを利用するためのものではなく、効率よく火薬を燃焼させパワーを向上させる狙いがありました。当時は現在ほど火薬の性能が良くないため、使用弾薬を、7.62mmと小口径にし、弾速を上げようとしたのが目的です。ナガン・リボルバーは、1940年までロシアのツーラ工廠で製造されましたが、M1895は、ユニークな構造だったものの、内部構造も複雑化するため、現在のリボルバーでは利用されていません。

 


faq_qはじめまして、私は、今書いている小説に銃の事を載せようと思うのですが、初心者なもので、どういう物が一般的にあるのか分かりません。付け焼き刃で、色々なサイトへ飛び銃の種類など、基本的な事は分かりましたが、まだよく分からないところがあります。 それで、教えていただきたいのですが「通常、発射された弾は、どのくらいのものなら貫通しますか?」 もしよろしければ、教えてください。

faq_a弾の貫通力は弾の種類(弾頭形状や火薬量)によって大きく違いますが、大まかには貫通力は、ライフル>拳銃となります。

 

拳銃弾

.22Short(直径5.56mm)から500SW(直径12.7mm)まで多種多様な弾があり、強力な貫通力を持つ特殊な弾では50mの距離で厚さ4mmのスチール板を貫通できるものまであります。.22Shortでは25mm厚の木製合板を貫通する程度で、たとえガラス板越しに人間を狙った場合でもダメージがターゲットに伝わりません。しかし、.22shortに対して、現在多く流通している9mm弾では、同じ厚みの合板を8枚貫通させる事ができます。弾の貫通力は弾頭形状、重量、速度によって変化しますが、殆どの拳銃弾(9mm弾や.45口径の弾)は、住宅の壁(コンクリートは除く)、木製やプラスチック素材のドア、車のドア、人体、車や住宅の窓ガラスは貫通します。

しかし、厚さ3mmを超える鉄板や、コンクリート、大木などは貫通しません。映画「ダーティー・ハリー」で、「車も一発で停止させる」と有名になった44マグナムも、実際には車のドアは貫通するものの、車のエンジンに対してはキズを付ける程度で、強力な500SWでも無力です。

また、日本でも発砲事件等で悪名高いトカレフという拳銃がありますが、これは直径7.62mmの弾を使用し車のドアや一般的なボディー・アーマー(防弾ベスト)を簡単に貫通し、9mm弾以上の貫通力です。

 

ライフル弾

M16などの22口径からM82などの50口径まで様々ですが、拳銃弾と比べると圧倒的なスピードと貫通力を持ちます。

拳銃で貫通できるものは全て貫通でき、車のボディーやドア、人体はもちろん、ボーディー・アーマー(防弾ベスト)も、ハードボディーアーマーなど特殊鋼板を追加しない限り全て貫通します。また、FAL、G3、M14、M60といった7.62mm口径以上のライフルは、コンクリート・ブロックも破壊し貫通します。しかし、これだけ貫通力のある弾でも、その殆どは車のエンジンを貫通させる事はできません。これにダメージを与えられるのは、50口径(12.7mm)以上のAP弾(徹甲弾)になります(両面貫通は不可能)。.50口径のライフルはガラス越しにターゲットを撃ったり、射程の長い状況に多く使用されます。

 

ショット・シェル

ショットガン(散弾銃)に使用される弾です。

これは弾薬の種類や口径も様々でその効果も異なりますが、貫通力は拳銃弾に似通っています。もっとも対人用として一般的に使用される000バックや00バックと呼ばれる散弾は直径8.38~9.14mmの鉛球が同時に8~9個発射され、その個々の貫通力やスピードは9mm拳銃弾とほぼ同等です。

また、スラグと呼ばれる弾は散弾せず弾一個につき一発しか発射されない弾で、非常に強力で貫通力や破壊力に優れており、ドアの蝶番やノブを破壊できます(通常、カギの掛かったドアの破壊には鉄粉を固めて作られた特殊スラグ弾を使用する)。

 

最後に

わかりやすく解説するために口径を強調しましたが、実際は口径が大きいほど貫通力が高くなるのではありません。貫通力は弾頭の形状や材質、重量に対する火薬量で変化します。貫通力の高い弾はその弾頭重量に対して多くの火薬が使われています。

また、この解説には一般的な軍用弾の弾頭であるフルメタル・ジャケット(FMJ)を使用した場合としてお答えしました。その他のソフト・ポイントやホロー・ポイントといった弾頭では貫通力は期待できません。特定の弾や貫通させたい素材に関してご質問頂ければ、もっと詳しくお答えできると思います。

 


faq_q撃った弾はどこまで飛ぶの?

faq_a弾頭形状と火薬量と弾頭重量などが関係するため正確な数値を出せませんが、拳銃弾であれば1~2km以上、ライフル弾では2~7km以上飛びます。(同じ弾でも標高の高い場所ほど距離が伸びます。)

しかし、これはあくまで最高到達距離(最大射程距離)ですので、有効射程とは異なります。有効射程距離とは「肉眼で狙うことができ、必要な命中精度があり、なおかつ殺傷力を維持している距離」のことです。

一般的なハンドガンの有効射程距離は50メートル以下、軍用小銃などアサルトライフルでは300~400メートル以下が主に有効です。

因みに、映画ランボーでお馴染みのM60マシンガンや、狙撃銃(7.62mmNATO弾)の有効射程は1km程度。また、海兵隊のマクミランM87狙撃銃(12.7mm「50口径」)は有効射程が約2kmです。

 

 

 


faq_q実戦では、弾丸の貫通力か、ストッピングパワー、どちらが重要になってくるのですか?

faq_a実戦とは何かが問題ですが、紛争や戦争のことでしょうか?それとも警察特殊部隊の対テロ活動でしょうか?はたまた警察の公務上の使用なのかセルフディフェンスか狩猟なのか・・・。用途によってどちらが重要か変わってきます。

しかしながら、一般的に対人用や狩猟で重要視されるのはストッピングパワーです。ターゲットの行動を効率よく停止させるには、ストッピングパワーを備えていることが重要です。

一方、ボディーアーマーや障害物の向こう側のターゲットを倒すには貫通力が必要となります。

しかし、市街地で行動する警察や対テロ部隊では、一般人への流れ弾を回避するためにも貫通力が少ない方が好ましいでしょう。

弾は使用目的に合わせて選択されます。


faq_qとある議論BBSでこのような話をする人がいました。

私が以前ラジオで、現役自衛官の方がこんな話をなさっていたのを聞いたのですが。 (自衛隊の派遣問題)

「東ティモールに一辺 自衛隊を派遣してみればいい。それで死人が出れば政府もわかるんじゃないの。よく我々の間でも冗談で話してるよ。今の自衛隊の装備じゃあなんにもできないよ。今の自衛隊の装備する銃は1000M以内の命中率は最高ですが向こうは射程が2000M以上ですからね。勝負になりませんよ。軍事費大国といっても 我々が装備している銃なんて海外に比べりゃ おもちゃみたいなもんですよ。当然死ぬ人もいるでしょうなァ。」(無論 半ば逆説的に述べている)

私は戦車、航空機とかならともかく、小銃火器のことについては専門外で、特に小銃火器の射程のことについては余りよく知りません。私はせいぜい有効射程距離は自動小銃で1kmくらい、狙撃銃で3,4kmくらいだと思っていました。しかしながらやはりちゃんと知っておかなければならないと考え、質問したいと思いました。果たしてこの自衛隊員の言っていることは正しいのでしょうか。M16や89式、AK47など有名な銃を例にしていただけるとより嬉しいのですが。

faq_a実際に銃撃戦が始まった際の状況にもよりますが、ライフルの射程距離が1000mでも2000mでもそれは問題ではありませんし、何より小銃で1000mもの距離を撃ち合う状況はありえません。

銃や火砲の射程距離には、「最大射程距離(弾が飛ぶ距離)」、「有効射程距離(現実的に目標を殺傷できる距離)」がありますが、これらの距離は大きく違い、最大射程距離よりも有効射程距離が重要です。



自衛隊が正式採用している89式小銃を例に挙げると、最大射程距離は約3300m、有効射程距離は約300m以下となります。これは、世界各国の軍で採用されているアサルトライフル(M16A2、AUG、FNC、SG550、FA-MAS等)の弾薬、「5.56mm×45弾(SS109、M193)」のデーターと殆ど変わりません。実戦で射撃が開始される距離は概ね300m以内で、湾岸戦争など見通しの良い砂漠での戦闘となると200mの距離で撃ち合いますが、ベトナム戦争などジャングル戦では20mの距離で戦闘が行われる事もありました。目標との距離が1000mもある場合は小銃では力不足ですので、狙撃銃かそれ以上の火砲を使用する事になります。

東ティモールでは1975年にインドネシア軍が侵攻して以来住民との戦闘が多発していますが、他国の多くの紛争のようにゲリラ(民兵)は海外から多くの武器援助を受けておらず、所持する銃器は、AK47や、インドネシア軍も採用しているM16ライフル(ライセンス生産品)、そして手作りのライフルやショットガンなどが想像されます。AK47の有効射程距離も約500m以下ですし、M16も89式小銃と同一の弾薬を使用していますので、ゲリラに狙撃銃を使用されない限り、射程距離の問題で自衛隊が不利であるとは言えません。小銃弾に800m離れた目標を殺傷する能力はありますが、それはあくまで目標に命中した場合であって、現実的な射程距離ではありません。

因みに、一般的な7.62mm口径の狙撃銃の最大有効射程距離は約400m以下です。そしてこれが50口径の大口径狙撃ライフルでも、1500m以下の有効射程距離となっていますが、それ以上距離が離れていると命中させるのは極めて難しくなるでしょう。戦闘になっても、弾を目標に命中させ、なおかつ殺傷しなくては意味がありませんから、この問題に関して「射程距離が違うから不利」という議論は的外れです。

 


faq_q日本のTV・映画や、アメリカの古い映画では、どの銃でも銃を撃った時に
「ズギューン」という音がしていますが、この音は本物なのでしょうか?

faq_a映画やTVで使われる「ズギューン」といった銃声は実際の音とは異なり、殆どは人工的に作られた音です。

TV等では衝撃波や音量を再現できないので、実際の銃声を使用しては迫力が伝わりません。そこで重みのある音を組み合わせるなどして作られています。通常、ハリウッドなどでは爆発音や銃声のような音は、複数の音を合成して作られます。

ただ、これは私のとある射撃場での体験ですが、特殊なマズルブレーキを装着したストーナーM63ライフルの銃声がTVで聞くような「ズギューン」という銃声だったので、おもわず笑ってしまったことがありました。条件が揃えば発射ガスの流れ方などによって特徴的な銃声を発します。

faq_q銃の撃った音の違いは本当はどんな感じなのでしょう?

faq_aこれは銃口部分の形状や弾種、または銃声を聴いた時の距離や発射サイクルによっても違う様に聞こえます。火薬から発生する衝撃波や、弾頭が音速を越えて発生させるソニックブーム(空気の圧力、温度、密度が急激に変化して衝撃波となる)が銃声として聞こえているので、近くで聞けば衝撃波の大きさから「ドン、ドン」といった音に聞こえ、離れた場所からは「パン、パン」と乾いた音に聞こえますし、自分の方へ飛んでくる弾は「カチ、カチ」と聞こえます。

漫画表現では銃声は「バン」「ドン」「ガン」などと表現され、遠くで聞こえる銃声は「ターン」「パーン」と表現されることがあります。これは比較的に銃声の特徴を良く表していると思います。遠くで聞く銃声は、銃から直接聞こえる銃声と、周囲の反響音とがミックスされます。

ネット上では動画サイトなどで実弾射撃動画を見ることができますが、動画で聞く銃声は音質は近いものの、実際の銃声とは異なります。メディアでは銃声を再現することが不可能ですので、可能であれば、実際に射撃場などで銃声を体験できればそれが理想です。

 


faq_q漫画などで、銃口に木の枝や指(?)を突っ込んで相手に撃たせて暴発させる
...というのを見た事がありますが、本当にそんな事が起きるのでしょうか?

faq_a銃口に入った物によります。指では影響ありません。

バレル内に異物が入ることによってバレルが裂けることがあります。火薬の燃焼により弾頭はバレル内を加速していきますが、その途中に異物があると弾頭に急激なブレーキがかかります。するとバレル内に異常な高圧が発生し、圧力に耐え切れなくなったバレルが裂けるのです。このとき、弾頭の周囲には波動圧(リングウェーブ)という現象が発生し、バレルが裂けなくても膨張することがあります。

日本でも猟の最中に雪や泥などを銃口で地面を引っかけてしまい、そのまま発砲して銃身の先が裂けてしまう事故が多々あります。

指を入れる行為については、指先を入れただけでは殆どの場合バレルに損傷無く指を吹き飛ばしてしまうと考えられます。一般的な小銃の口径は5.56mm~7.62mm、ハンドガンでは9mm~12.7mm程度ですが、この小さな穴には大人の指なら指先しか入りません。

また、バレルの破裂は高圧になりやすいライフルやショットガンで発生しやすく、ピストル弾では発生しにくいものです。弾頭がバレルの途中で停弾したとき、ライフルだと次弾を発射するとバレルが裂けますが、ピストルでは次弾を発射してもバレルに損傷無く2発目も停弾することがあります。実際に、「何発撃っても弾が出ている気配無いので調べてみたら、バレル内に弾頭が連なっていた」という事例があります。

もし実際に相手に指を入れられてしまった場合、躊躇なく撃っても問題ありません。仮にバレル先端が裂けたとしても、命中精度は低下しますが、作動に影響を及ぼさなければ2発目以降も発射できます。

余談ですが、「バレルに異物が入ると裂けるのであれば、なぜ銃は水中でも撃てるのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。これは、バレル内が水で満たされている場合、弾頭は加速を始める時点から抵抗を受けているので、急激なブレーキをかけることなくバレル内を通過するためです。しかし、耐久性の無いバレルや、高水圧下では、バレルが裂けたり銃の機関部が損傷することがあります。

映画「G.I.ジェーン」では、SEALs隊員が銃口にコンドームを被せているシーンがあります。これは銃口への砂などの異物が入るのを防ぎ、発砲時にはそのままゴムを吹き飛ばしてしまえるので、良いアイディアだと思います。

 


faq_qGUNの出てくる漫画で読んだのですが、これらは本当なのでしょうか?
本当だとしたらなぜこのようになるのでしょうか?

(1) 夜は弾道が上にズレる

(2) 標高が高いと射程距離が伸びる

 

faq_a

(1)弾道について

弾道は気温や気圧に影響され、銃ではなく砲といった長距離砲撃にもなると地球の自転も考慮されます。ですが、通常弾道は昼夜で変化する事はありません。もし昼夜で弾道に差が出るとしたら、射手の問題か、銃そのものの問題だと考えられます。

例えば、射手については、スコープを使用しない状態で射撃する際には夜間は照準し難いために、サイトの見方にズレがあるのかもしれません。また、銃の問題としては、日中と夜間では照準方法が違う事もありえます。日中はオープンサイト(光学機器を使用しない照準)でありながら、夜間は暗視スコープを使用するとした場合、この二つの照準にズレがあれば、弾道も狙ったところには当たらないでしょう。つまり、最初から違うところに狙いを定めているから当たらないという事です。夜間だけ弾道が上にずれるといった事はありません。

(2)標高との関係について

標高が高いと射程距離が伸びます。空気抵抗の小さい場所では、弾速を保ちます。

例えば、.308win(7.62x51mm)を標高0mで撃つと最大射程距離は約4kmですが、標高3,600m(12,000 ft)で撃つと5.6kmまで伸びます。弾種や口径によって伸び率はバラバラですが、ライフル弾では少なくとも最大射程距離が1km以上伸びる傾向があります。

 


faq_q対戦車ライフルやアンチマテリアルライフルといった大口径のライフルを対人狙撃用に使う事はできるのでしょうか。もし使う事ができる(許される状況がある)のなら、狙撃銃よりも遠距離の地点から狙撃する事ができるので便利ではないか思ったのですが。

faq_a現在では50口径は対戦車用とは言えず、防弾ガラス越しの狙撃や軽車両を目標として使用されており、米海兵隊も50口径ライフルを対人用(多用途)狙撃銃として採用しています。テロに対して軍や警察の特殊部隊で使用されています。

faq_qまた使えるとして大口径の銃ではどれくらい正確に目標に対して狙撃できますか。それとも反動が問題となって狙撃用には使う事が出来ないのでしょうか。

faq_a50口径弾(12.7mm×99mmや、12.7mm×107mmなど)の持つ殺傷能力(破壊能力)は4000メートル先でも有効ですが、実際にはそれだけの距離で狙撃しても命中させるのは不可能です。風など気候状態でも変化しますが、1000~1500メートルが主なアンチマテリアルライフルの有効射程距離で、人間大に命中させる事ができます。

因みに銃の反動による問題ですが、反動が生じる瞬間は、弾頭が火薬の燃焼により押し出された瞬間と弾頭が銃口から離れた瞬間であって、特に銃口から離れた瞬間に最も大きな反動が生じる為、単発での狙撃にはそれほど問題は生じません。連続射撃を繰り返す際に大きな問題となります。

 


faq_q実は以前から疑問に思っていた事があるのですが、海外でのシューティング競技などで鉄の板のような的を撃っていますが、弾が跳ね返ってきたりして危険ではないのでしょうか?

BB弾だとおもいっきり自分に返ってきたりして危険な事もあるのですが...

faq_a銃の弾は、鉛を銅で包み込んだものが殆どですが、目標に命中すると潰れて変形し、飛び散ることでエネルギーを拡散させてしまうため、必要最低限の距離をとっていれば射手まで跳ね返ることはありません。

BB弾はプラスチックという変形しにくく固い弾で、さらに、その弾には命中の際に粉々になるほどスピードがありませんから、弾の持つエネルギーが吸収される事無く、射手まで飛んでくる事があります。

ただ、もちろん実弾でも跳弾の心配はあります。弾が兆弾する角度は進入角度より大きくなり、平面の目標へ垂直に命中するならまだしも、斜めに命中すると危険度は増します。ですから、どこへ跳ね返るか予想のつかない岩だとか、シューティングレンジにあるような的以外は撃たない方が良いでしょう。

また、固い目標だけが跳弾させるとは限らず、低い角度で水面を撃っても跳弾するので注意が必要です。 特に軽量高速弾ほど兆弾しやすい傾向があります。

 


 


faq_qエアガン関係のカスタムパーツの本とかをみていたら、
「フラッシュハイダー」と言う部品があるそうです。
これはいったい何なんでしょうか。

faq_a「フラッシュハイダー」とは、銃口に装着して発射炎を消す(抑制させる)装置の事を言います。

ライフルやサブマシンガンの様な連続発射可能な銃には頻繁に付けられ、反動で銃口が跳ね上がるのを押さえたり、発射炎を見えにくくする事で敵から発見される事を難しくするなどが(なかには発射音を前方に逃がすものもある)、主な効果です。

呼び方や効果は種類によって様々ですが、「フラッシュハイダー」「フラッシュサプレッサー」「コンペンセイター」などと呼ばれます。

「コンペンセイター」は「フラッシュハイダー」とは若干違い、銃口の跳ね上がりを押さえる装置と考えて良いでしょう。しかし、種類によっては銃口の跳ね上がりを押さえつつ、発射炎を拡散させるという2重の効果を持つものもありますので、「フラッシュハイダー」は単純に発射炎を拡散させるだけの装置とは言い切れません。また、「コンペンセイター」はライフルやサブマシンガンに関わらず、ハンドガンにも使用されます。

question_flash1この図は、オーストリア製のライフル「STEYR-AUG」のフラッシュハイダーを銃口正面から見たイメージ図です。上方と左右側面に切り込みが入っているのですが、発射時にこの切り込みの間から発射炎(発射ガス)が噴出されます。下方に切り込みが入っておらず、上方に入っているおかげで、上方にガスが噴出され、この銃口は下向きの力が働き、銃口が跳ね上がるのを抑制しています。また、同時に左右の切り込みからも発射炎が噴出されることで、一定の発射炎を拡散させると同時に反動を低減しているのです。これはライフルの例ですが、拳銃では発射炎を拡散させる必要もないので、上方だけに穴が空いているのが殆どです。

当然ですが、エアガンには全く必要の無い装置で、飾りです。ただ、反動を押さえたり発射炎を抑制する効果はありませんが、発射音は変化することがあります。



faq_qこのサイトの写真と動画ページに有るkimberについての質問です。

写真では、銃にレールがついていますが、どのように付けているのでしょうか?
ブログの方で、グリップを変えた写真がありましたが、銃の方には何も加工されていなかったように見えました。

faq_aこのストライク・プレート(アーバン・アドバンテージ社製)は加工を必要としないタイプです。スライド・リリース・レバーのピンとトリガー・ガードに対するテンションのみで固定されています。 以下はその取り付け方法です。

strikeplate1strikeplate2
.スライドを後退させてスライド・リリース・レバーを引き抜く。.ダストカバー下からストライク・プレートを被せ、ピンの長い専用のスライド・リリース・レバーを差し込む。ピンは銃右側でプレートを固定する。
strikeplate3strikeplate4
.スライド・リリース・レバーのピンだけではガタツキがあるので、レンチを使用してイモネジをトリガー・ガードに接触させテンションをかける。ネジの先端はシリコンなので銃を傷つけません。.完成。
画像はストリームライトTLR-2を装着したところ。

トリガー・ガードに掛かるテンションが弛めばガタつくと思われますが、実射テストを行ったところ、約300発射撃後もネジが弛む気配はありませんでした。

Urban Advantage Tactical Systems
http://www.urbanadvantage.net/

 


faq_qkimber customについて教えていただきたく思います。

このモデルはLAPD SWAT CUSTOMⅡと一緒との事ですが刻印以外まったく同じものなのでしょうか?
当方はLAPD SWAT装備を集めておりハンドガンもkimberのLAPD SWAT CUSTOMⅡ(エアガン&モデルガン)を購入しました。この銃をカスタムしていくにあたっていくつが疑問がでてきました。

1、チャンバーの刻印は「.45 ACP」だと思うのですが打ち込まれている箇所はチャンバーの真上でしょうか?それともわずかに右側面よりでしょうか? HP上の画像を拝見しましたが角度が微妙でどちらか判断できませんでした。

2、チャンバー後部にU字型の切り込み(カート装填確認用?)はありますか?
kimberモデルにはあるものと無いものがあるようでLAPD SWAT CUSTOMⅡにはあるのか無いのか分かりませんでした。
ポルさんのkimber customにはこのU字型の溝が確認できるのですがSWAT CUSTOMにもあるものなんでしょうか?

同じkimberでもULTRA CDP(カスタム・ディフェンスィブ・パッケージ)ⅡのバレルにはこのU字型の溝は一切ありません。.45 ACPの刻印は真上というよりわずかに右側面よりでした。このULTRA CDPⅡもSWAT CUSTOMⅡとほぼ同じと言われています。(実際にはスライドのエッジが丸められボブチャウカスタム風になっていたりトリガーが3ホールではなく2ホールだったり、スライド左側にあるkimberのロゴの前後にcustom SHOPと入っているといった相違点があります。)

kimber_loaded_chamber_indic

faq_aLAPD SWATが採用しているモデルはCustom IIシリーズのCustom TLE/RLIIがベースとなっており、刻印以外は同じ仕様です。

上の画像はKimber Custom IIのエジェクション・ポートを真上から見たところです。ご覧の通り、.45 ACPの刻印は、中心から少しづれています。 (打刻位置はモデルによって微妙に異なるようです。)

また、画像で確認できるように、Kimber Custom IIシリーズには、チャンバー装填確認用の穴(ローデッド・チャンバー・インディケーター・ポート)があります。LAPD SWATも同シリーズですのでポートはありますが、他のゴールドマッチやタクティカル・シリーズにも用意されているかは未確認なので分かりません。

 


faq_q89年公開の「シェイクダウン」という題名の洋画の中で刑事役の人が持っていた「グリズリー」という銃についてお伺いします。この銃は実際に存在する銃なのでしょうか?メーカーはどこのでしょう?たしかハンドガンで弾は6発しか装填できない云々の事を言っていたかと思います。調べてみたのですが銃のことがわかりません。

faq_a残念ながらこの映画を観ていないのでハッキリとしたことは分かりませんが、グリズリー(Grizzly)という名のピストルが存在しています。

米国ユタ州ウエストジョーダンのLAR Manufacturing社(1968年創業)で、1983-2001年に”グリズリー”が製造されていました。デザインと構造はコルト社の1911ピストルがベース(注1)となっていますが、グリップやスライドなど、殆どのパーツが大型化されています。

グリズリーはシリーズ化され、様々な口径のモデルが製造されました。.357マグナム、.38スペシャル、10mmオート、.45ACP、.45WinMag、.50AEの口径バリエーションがあります。グリズリー・シリーズの第一号はグリズリーMk Iと呼ばれ、使用弾薬は当時ハンドガンの弾薬としては世界最強の.45WinMagでした。(注2)

また、グリズリーの装弾数は殆どが7発(マガジン内)ですが、.50AEモデルだけは装弾数6発となっています。

(注1)グリズリーに使用されている49個のパーツのうち、39個のパーツがコルト1911ピストルと互換性がある。

(注2)1979年までは映画「ダーティー・ハリー」でお馴染みの.44マグナムが最強とされていましたが、この年を境に.45WinMagの登場により.44マグナムが世界最強の座を奪われた経緯があります。

 


faq_q映画コブラでのシルベスター・スタローンが撃ってたマシンガンは、なんですか?

faq_aフィンランドのヤティ・マティック(Jati-Matic)というサブマシンガン(以下:SMG)です。

映画「コブラ」や「若き勇者たち 原題:RedDawn」で有名になり、日本ではWA社が同モデルのトイガンを製品化したことでも知られています。 プレス加工を多用した9x19mm弾を使用するこのSMGは、通常は水平に移動するボルトが斜め上方向へと移動する珍しいシステムを導入しています。これによりグリップをバレルの高さまで持ってくることができ、マズルジャンプを低く抑えることに成功しました。ストックを装備しないSMGなので、コントロールのしやすさは重要な点です。 また、トリガーは半分引くとセミオート、最後まで引ききるとフルオートという、ステアーAUG等と同様のシステムを備えています。

フォアグリップはコッキング・ハンドルを兼ねており、使用するダブルカラム・マガジンはカールグスタフSMGのマガジンと互換性があるなど、操作性、汎用性の高いSMGです。 しかしながら、1980年代に登場した同モデルは買い手が付かず、1993年から中国系メーカーで扱われたものの直ぐに立ち消え、1995年になって、フィンランドのゴールデン・ガン社がGG-95 PDWの名で製造しました。レシーバーに対してバレルが上を向いているなど、扱いに慣れが必要なSMGであり、いわゆる”失敗作”であったのは事実です。

 


faq_qソ連製AK47と中国の56式自動歩槍、北朝鮮のコピーAKは性能に差はあるのでしょうか?

元々堅牢な銃なのでコピー品でも壊れたり作動不良や暴発を起こすことは無いと思うのですが…。

 faq_aAKシリーズは世界で最もコピーされた数の多いライフルとしてギネスブックにも登録されている通り、様々なタイプのAKが存在します。ブルガリア、エジプト、ドイツ、ハンガリー、イラク、北朝鮮、中国、ポーランド、ルーマニア、ユーゴスラビア(現セルビアモンテネグロ)等々、それぞれの国で使用されるAKには違いが存在します。例えば北朝鮮製56式ライフルはロシア製AK47のタイプ3レシーバーを元にコピーされており、ハンマーリリースディレイ(ボルトがロックするまでハンマーがリリースされない機構)を装備していないなど違いがあります。

このように情報が非常に多いため、ページと時間の都合上AKコピーの全てをここで述べることはできません。これらの違いが銃の性能に影響を及ぼすかは、個々のモデルを検証する必要があります。 しかしながら、基本的な設計はオリジナルと違わないため、どのライフルも堅牢さに優れています。機構的に暴発を起こしやすいといったことはありません。

faq_qそれともう一つ、場合によりけりだと思うのですがAK47は何発くらいまでならメンテナンス無しで大丈夫なのでしょうか?

faq_aこれは各モデルの工作精度に加えて弾薬(火薬)の質によって汚れ方が異なるため、どの弾薬を使用するかによっても差があります。例えば、中国製の弾薬は質が悪く汚れやすいので、これを使用している中国軍のAKはロシア製よりトラブルが多いとも言えます。

 


faq_q独逸の軽機関銃MG34/MG42の金属製バケツ型マガジンはどのように取り付けてあるのでしょうか?

faq_a専用ドラムマガジンは、マガジン付属のフックで引っかけて取り付けられています。 取り付けと装填方法は以下の通り。

50連ドラムマガジンの場合

  1. セイフティを回転させ”F”の刻印が見える状態にする(セイフティ・オフにする)。
  2. 銃の左側からマガジンを持って行き、ローディングタブ(リンクされたベルトの先端)を引っ張り弾をセットする。
  3. マガジンのフロントフックを銃左側のフィードブロックに引っかけ、マガジンのラッチを押してリアフックをフィードブロックに引っかける。

75連ドラムマガジンの場合

  1. セイフティを回転させ”F”の刻印が見える状態にする(セイフティ・オフにする)。
  2. 銃本体のフィード・カバーとフィード・ブロックを取り外し、マガジン・ホルダーを取り付ける。
  3. ドラムマガジン前部からマガジン・ホルダーのラッチが引っ掛かるまでマガジンを下へ押し込む。

 


faq_qBIZONというサブマシンガンなのですがマガジンが丸い筒みたいになっています。あのマガジンの中はどんな構造になっているのか教えてください。

Operation Flashpointというゲームに出てる銃で、AKベースっぽい事はゲーム画面で解ったのですが、マガジンに64発も弾が入っているので、どんな構造になっているのか気になってます。キャリコ見たいな感じなのでしょうか?

faq_aキャリコのように螺旋状に弾が収納されています。

BIZONは、ロシア製9mm口径サブマシンガンです。AK47を設計したミカエル・カラシニコフは有名ですが、その息子のビクター・カラシニコフ率いるチームによって設計されました。レフト・フォールディング・ストックを装備し、基本構造はAKシリーズに酷似しています。 マガジンはアメリカ製キャリコ・サブマシンガン・シリーズと同様、螺旋状に弾薬が装填されています。マガジンの素材はプロトタイプ(9x18mmマカロフ弾使用)ではスチール・プレスでしたが、量産モデルではプラスチックとなっており、AKシリーズ同様のマガジンキャッチで保持されています。

BIZON
全長 660mm
重量 2.1Kg
口径 9x19mm
装弾数 64+1発
サイクル 毎分700発
初速 1,115fps

 


faq_qその昔に「リベレーター」という、大量生産型の小銃があり、それのグリップ部に弾が10発入ったそうですが、この銃は一発ごとにリロードが必要で、それによって相手の銃を奪うためのものだったということですが、グリップに弾を入れておくメリットはあったのでしょうか?

faq_aリベレーター(Liberator – 解放者)と呼ばれるこの銃は、小銃ではなく、ストライカー方式のシングル・ショット・ピストルです。1942年に誕生したことから”M1942”、”OSSピストル”とも呼ばれます。第二次世界大戦時に米陸軍の心理作戦部が、訓練を必要とせず誰でも暗殺が可能な銃として考案し、OSS(CIAの前身)が認証して製造されました。

このピストルは単純なプレス加工製品で、大量生産によって主に中国大陸を中心に1942年6~8月の2ヶ月間に渡って100万丁以上がばらまかれました。一丁あたり約2.40ドルというコストで製造できるこのピストルのアイディアは有効で、ベトナム戦争でも同様のピストルが”ディアー・ガン”という名前で使用されたのは有名です。

リベレーターM1942は、透明ビニール袋に.45ACP弾10発と説明書(文字の無いイラストのみ)と共にパッケージされました。グリップ内に5発の弾を収納できるこの銃は、マガジンを持たないため、グリップ内に予備の弾を入れておけることで弾を紛失することはなく、同時に銃と弾をセットで流通させやすくしています。


faq_q特定の銃についての質問で、「Glockにはマニュアル・セイフティが無い?」の回答の中で”構造的にGlockピストル は3つの内蔵型セイフティを備えており…”という件がありますが、一つがトリガーに装着されている、トリガーに指をかけると解除されるセイフティ、二つ目がファイアリングピン・ブロック・セイフティと思ったのですがポルさん のおっしゃられる三つめの内臓セイフティは何でしょうか?

faq_aGlockピストルには3つの内蔵セイフティを備えており、これらのセイフティがあるためマニュアル・セイフティを必要としないとGlockは説明しています。

3つのセイフ・メカニズムは以下の通り。

トリガー・セイフティ
(トリガーに付属するレバーを引かない限り、勝手にトリガーが引かれることはない)

ファイアリング・ピン・セイフティ
(ファイアリング・ピン・セイフティがファイアリング・ピンをブロック。トリガーを引いた時のみ解除される)

ドロップ・セイフティ
(通常の状態でトリガー・バー後部がメカニズム・ハウジングのスリットで固定されており、トリガーを引きトリガー・バーが後退するとハウジングの溝にドロップ(落ち込み)し、トリガー・バーとファイアリング・ピンとの接点が断たれ撃発に至る。つまり、トリガー・バーが後退しない限りファイアリング・ピンは前進しない)

 


faq_q1830年代にメキシコ軍が使っていた銃に関してお尋ねします。 The cartridge is buck and balls という英語の文章は、日本語でどういう意味なのでしょう? ブラウンベスというカービン銃を説明した以下の文章です。

「カービン銃のブラウンベスはメキシコ軍の標準装備だった。カートリッジはbuck and balls だ。 72口径で、上部に36口径の銃口が3つついていたので、1度撃つと4発飛び出す」

faq_a”buck and balls”とは、南北戦争時代に使用されたマスケット銃用の鉛玉の名称です。当時はペーパーカートリッジを使用し、火薬と弾を紙で包むことで装填スピードを早めていました。包まれた内部は先端から順番に「大きな弾1個(通常弾)、小さな弾(通常3個)、火薬」で構成されています。

ブラウンベス(Brown Bess)は英国陸軍の代表的なフリント・ロック式ライフルです。口径は.75口径(19.1mm)であるため、直径約19mmの弾や、それより小さい直径約6.1mm~9.14mmの散弾を複数個使用し射撃できます。一分間に約4回発射可能で、有効射程距離は75~80ヤード以下になります。

 


faq_q「オートマチック方式リボルバー」というのはどういった銃なのですか?

faq_aオート・リボルバーの原点と言えるのはイギリスのオート・リボルバー、”ウェブリー・フォスベリー(Webley Fosbery)”でしょう。 ウェブリー・フォスベリーは通常のリボルバーとは若干構造が異なり、発射の反動によって自動的にハンマーを起こしシリンダーを回転させることからセルフ・コッキング・リボルバーとも呼ばれます。1896年にイギリスのG.V.フォスベリー大佐によって開発され特許が取得された銃で、フォスベリー大佐本人も所持していました。口径は.455口径(実際には、.441インチ)です。

構造は非常に珍しいもので、発射の反動によってバレルやシリンダーまわりが後退します。シリンダーにはジグザグの溝が彫られており、この溝が銃のフレーム部分と接しています。接している溝部分がレールとなってシリンダーの後退によってシリンダーを1/12回転させ、同時にハンマーを起こします。そして後退し終えると今度は前進を始め、前進の際にまたシリンダーを1/12回転させることで合計でシリンダーが1/6回転し次弾を撃てる状態となります。

ウェブリー・フォスベリーはリボルバーでありながらオートマチックと同様の動作をすることで常にシングル・アクションでの射撃が可能となっており、速射が容易にできます。ところが、銃本体質量の大半が素早く後退するため、そのリコイルは増大され、反動の強い銃となりました。弾の初速は約180~200m/秒(600~650fps)と、現在の.45ACP弾の約250/秒(830fps)と比べても遅いのがわかります。

また、しっかりと銃を保持しなければ確実な作動が行われず、常に不安定な作動に悩まされ、ユニークな構造ながらメリットの見られないリボルバーです。 陸上で使用するにはシリンダーのジグザグ溝に泥が付いただけでジャム(作動不良)が起きるため、主にイギリス王室空軍パイロットに支給されました。空軍ではシングル・アクションの利点を活かしてコックピットから敵航空機を狙うために使用されましたが、結果として目的は達成されず失敗に終わっています。

 


faq_qオートマチックハンドガンについての質問です。 デザートイーグルやオートマグなどオートマチックでありながら威力の強い弾を発射する銃は故障しやすく、あまり実用性に向いていないということを耳にしましたが、それは本当なのでしょうか?

又、357マグナム弾や44マグナム弾など反動や使用火薬量の多い弾を使用しても故障しにくいオートマチックハンドガンがあるのか教えて下さい。

faq_a.44マグナム弾以上の弾を使用する大型オート・ピストルに故障や作動不良を起こすものが小型のモデルと比較すると多いのは事実です。 しかし、これにはいくつかの理由があります。

その一つは、大口径ピストルの歴史の短さがあります。マグナム弾を使用するオート・ピストル(マグナム・オート)は1969年に登場したAMT オートマグから数えて現在まで30数年の歴史しかなく、しかも、マグナム・オートの成功例であるIMI デザート・イーグルが登場した1984年から数えると20年程度の歴史となります。 9mm口径や.45口径といった有名なオート・ピストルのメーカーは、軍や警察といった公用機関での採用を見込んで最新技術により製品の急激な進化を遂げました。

一方、マグナム・オートは公用機関で採用されることはなく、民間市場で発展を遂げてきたため、オート・ピストルほどメカニズムが完成されていない側面もあり、また、比較的に需要も少ないため登場した成功例も多くありません。 歴史の短さや登場モデル数の少なさも原因ですが、射手との問題もあります。マグナム・オートは、スライドやボルトといったパーツも質量があり大型で、その後退量も大きくなります。そのため反動も大きく、射手はしっかりと銃を保持しなければ作動不良が起きやすくなります。つまり、本来快調であるハズのマグナム・オートも、射手の腕力不足から作動不良を起こすことがあります。これはスライド後退時に銃本体が反動により後退することで、スライドの後退する力が相殺されてしまうことで起こります。

しかしながら、マグナム・オートの中でも快調なモデルとそうでないモデルが存在しますので、マグナム・オートの全てが故障しやすいのではありません。あくまで公用機関で採用されているようなオート・ピストルと比較するとその限りではないのです。 マグナム・オートでは、AMT オートマグ(1969年)、ワイルディ・ピストル(1975年)、LAR グリズリー(1983年)、IMI デザートイーグル(1984年)、などのモデルが有名ですが、なかでもIMI デザートイーグルは快調作動で知られています。 IMI デザート・イーグルの口径バリエーションには.357マグナム、.41AE(.アクション・エキスプレス)、.44マグナム、.50AE、.440Cor-Bon(.440カーボン)などがあります。

 


faq_q44オートマグは別名「オートジャム」と呼ばれるほどに作動不良が起きやすいと聞いたのですが(3発に1発はジャムるとか……)何故、そのような欠陥銃になってしまっ たのでしょうか?

faq_aAMT オートマグⅠ(AMT AutoMag 180)はハリー・W・サンフォードによって1965~1969年に開発され、1969年にオートマグの名で誕生した.44AMP弾を使用するオートマチック・ピストルです。ステンレスを素材とするオート・ピストルで、閉鎖方式はショートリコイルによるロータリー・ボルト・ロッキング・システムを採用しました。 オートマグ専用弾である強力な.44AMPを使用し、重さ240gr(15.6g)の弾頭を使用した.44AMPでは約1,755fps(毎秒535m)の初速を出します。(口径バリエーションには、.44AMPの他に.357AMPが存在し、カスタム・モデルでは、.22AMP .25AMP .30AMPなどあります。)

誕生当時、オートマグで使われた技術は非常に珍しいもので、ステンレス素材の加工技術は現在より難しく精度を上げられない問題がありました。同時に、設計にも無理があったといえます。この完成されない技術とスムースでない作動がジャム(回転不良)の大きな原因です。また、ロータリー・ボルト・ロッキングはM16などで使用されていることでも有名ですが、このシステムはライフルなどに使用されていたものの、ハンドガンへの転用は非常に珍しいものでした。 今ではマグナム・リサーチ社のデザート・イーグルを初めとする.44マグナム弾を使用するオート・マチック・ハンドガンは多く存在しますが、当時は世界初の試みでした。

同時にリムレスの.44AMPという珍しい特殊な弾薬は市場に流通せず、殆どのオーナーは、ライフル弾カートリッジ(30-06など)を切りつめて使用しました。こうした初めての試みから生まれた確立しないシステムによって回転不良が多発し、オートジャムというありがたくない名を付けられるまでになりました。AMTのオートマグは大きな注目を浴びたものの、社の経営と共に製品でも失敗だったといえます。しかしながら、その美しいフォルムから、今でも多くのオートマグ・ファンが存在しているのは事実です。

 


faq_q狙撃銃として有名な銃の中にドラグノフというものがありますが、あれはAK-47と似ていますよね。両者の間にどのような関係があるのか、またドラグノフにフルオート機能はあるのか、教えていただけませんか?

faq_a旧ソビエト、ロシアのドラグノフ・スナイパー・ライフル(Dragunov SVD. Dragunov Samozarity-adnyia Vintokvka Doragnova)は、1963年に登場したAK47の発展型ライフルです。しかし、設計者はAK47のミカイル・カラシニコフではなく、同じくロシアのエフゲニー・ドラグノフ(Evgeny Dragunov)と、アイヴァン・サモーイロフ(Ivan Samoylov)の二人の設計者によるもので、AK47とは異なった構造が見られます。その違いとは、ボルトのロッキング・ラグの数が2つから3つへと増え、使用弾薬を強力で古いスタイルの”7.62×54R”としました。この弾薬は1890年代にモシン・ナガン・ライフル(Mosin-Nagant)の弾薬として開発されたものです。

AK47では弾薬に7.62×39mm(M43)を使用し、710m/秒(2329fps)の初速ですが、一方ドラグノフSVDはその強力な弾薬と長いバレルの効果により828m/秒(2720fps)の初速を誇ります。また、バレルは545mm、全長は1220mmにもなります。 「スナイパー・ライフルはボルト・アクションが常識」という風潮のあるなか、ドラグノフはAKシリーズ同様のガス・オペレーションによるセルフ・ローディング・システム、ロータリー・ボルトを採用し、10発収納可能な着脱式マガジンを備えてセミ・オート射撃が可能な、まさに”1000mを狙える戦場のスナイパー・ライフル”として誕生しています。このライフルはスナイパー・ライフルなのでAK47のようなフルオート機能はなく、AK47とのパーツの互換性もありません。

AK47から発展したAKライフルの中にはポーランドのラドム・ハンター(Radom Hunter)があります。これはスコープと延長されたバレルを装備しており、AK47のマガジンが使用できるなど、パーツ互換性のあるスナイパー・ライフルです。

さて、ドラグノフの外見では、長いバレルと肉抜きされた軽量化ストック、スコープなどから一目でAKシリーズとの違いが分かります。ストックはこれまでのAKのものより軽量で、そのおかげもあり重量はAK47とほぼ同じとなりました(AK47:4.30kg – SVD:4.31kg)。 使用されているスコープは、”PSO-1(424 PSO-1M2)”と呼ばれるもので、レシーバー左側に装着され1,300mまでカバーできます(時代によって、”エレクトロ・オプティカル・スコープ・NSPUM”や、近距離用”NSPU3″といったスコープも装着されていました)。

しかし、スコープの実力限界まで使用することは出来ませんので、実際には800m先のターゲットをヒットする能力があります。また、スコープにはバッテリーによりレティクルを光らせる機能があり、夜間射撃も可能にしています。このスナイパー・ライフルは精度に優れ、軽量であることから現在でもロシアを含む世界各国の軍で採用されています。

 


faq_qハンドガンなのにストックを取り付けることでバーストショットが可能になるというユニークなシステムを持ったハンドガン、VP70についてですが、あのバーストシステムの構造はお分かりですか? M93Rはシステムそのものを銃本体に内蔵していますが、VP70があえてストック内にシステムを入れた理由も共にお教え頂けませんでしょうか?

faq_a世界初のポリマー・フレームを持つオート・ピストル「VP70」は、ストック内にバースト・メカニズムを備えています。その構造は本体に含まれるべきバースト・メカニズムをフレーム内とストック内に分けて収められています。トリガーと繋がるトリガー・バーがシアーと連動し、ダブルアクションによってストライカー(内蔵されたハンマー)を押し下げ、シアーから解放されたストライカーにより撃発されるという、銃本体の基本的なオート・ピストルの構造は珍しくありません。

ところが、VP70ではこのトリガー・バーとシアーより後方へと延びるバーが存在し、これはストック結合部に飛び出したパーツと接合されます。 ストック内部には3つの突起を持つ歯車のようなパーツと、それに掛かるシアーがあり、これらは銃本体から繋がるバーに繋がります。スライドの後退と連動したこれらのバーは3回前進と後退を繰り返すとストック内の歯車も回転運動し、3回の前後運動を終えると自動停止する構造となっています。これにより1トリガーに3発ずつ発射する3点バーストが成り立っています。ストック内にバースト・メカを置いた理由については、VP70を一般向けと警察や軍など公用機関に売り出そうとした理由にあると思われます。

VP70はフォルクス・ピストル70(国民ピストル70)の意味があり、1970年に登場しました。その翌年には軍用として売り出され改名し、VP70Mが登場。同時に、バースト機能を持たせられない民間用のVP70Z(Zivil)も一般市場に登場しました。バースト射撃が可能なモデルと、そうでないセミオート・モデルの両方に同じパーツを使用できることから、銃本体のコストは抑えられます。この価格を下げる努力があえてバースト・システムを本体とストックとに分けた大きな理由だと思われます。また、当時HK社は公用機関にサブマシンガンの代用としてVP70を売り出す目的があり、このようなシステムを取り入れることとなりました。しかし、結果は多くの機関が同社のMP5を選択し、ドイツ警察の一部に支給されたVP70の評判も悪いものでした。そして、南アフリカのいくつかの国々へ、発展支援目的に際して販売されましたが、1984年には生産終了しています。

 


faq_qコルトの製作した名銃M1911――ガバメント。 猿顔の怪盗のライバルの銭形警部の愛銃でも有名で、私もかなり前から存在は知っておりました。 しかし、このHPで紹介されているモデルガン“ハードボーラー”は名前こそ聞いた事がありましたが、ガバメントの一種だとは知りませんでした。
そこで質問です。 “ハードボーラー”の実銃は存在しますか? また、ガバメントを元にした銃はどのくらい存在しますか?

faq_aハードボーラー(AMT Hardballer)は実在します。

この銃は、.44オートマグで有名なAMT社(Arcadia Machine & Tools Inc.)が、1977年に発表したステンレス・スチール製のオートピストルです。1985年公開の映画「ターミネーター」でハードボーラーのロングスライド・バージョンが登場したことでも有名ですが、ハードボーラーは映画に登場したような攻撃的なイメージのあるコンバット・オートではなく、競技用のスポーツ・ピストルとして登場しました。そのため、アジャスタブル・サイトや、コンバット・セイフティ・キャッチ、延長されたスライド・キャッチ(スライド・ストップ)、ワイド・アジャスタブル・トリガー、大型化されたマガジン・ウェル、カートリッジ・インディケーターを装備しており、この点がガバメント・モデルとは大きく違います。

ちなみに、当サイトで掲載したモデルガンのハードボーラーは、ロングスライド・モデル(7インチバレル)です。また、スタンダードなハードボーラーは、ガバメント・モデルと同サイズの5インチバレルを装備します。 AMT社は、過去に何度も社名を変えているため混乱しやすいので要注意です。AMT社のはじまりは、米国カリフォルニア州の小さなガンショップから始まりました。そのガンショップを経営するハリー・W・サンフォード(Harry W Sanford)は、1965~1969年にかけて有名な.44オートマグと、それに使用する弾薬、.44AMP(.44 AutoMag Pistol)を発表。オートマグが有名になると社名をAMTからAMC(AutoMag Corporation)としました。(このとき発表された.357AMP口径のオートマグは、現在ではレアなコレクターズ・アイテムとなっています。)

そして、1971年にはいわゆる、パサデナ・オートマグを発表しましたが、1976年5月に会社は倒産。AMC社の株や工業機器はトーマス石油会社が買い取り、社名をTDE社(Trust Deed Estate Corporation)とし、カリフォルニア州ノースハリウッドで、これまで生産していた銃とそのパーツの販売を受け継ぎました。そして、最終的にハリー・W・サンフォードは、トーマス石油会社からAMC社を買い戻したものの、この間、トーマス石油会社によるAMC社の経営は順調で、コレクターで弾薬製造会社(Super Vel Corp)を経営する、リー・E・ジャラス(Lee E Jurras)は、数多くのオートマグのカスタム・モデル(LEJ モデル)を手がけ人気となり、AMC社を買い戻した後のハリー・W・サンフォードも、リー・E・ジャラスと提携し、これまで通りオートマグを製造しつづけました。

その後、1989年にIAI(Irwindale Arms Inc.)と社名を変更。しかし、IAI社で製造された銃もAMTの名前で呼ばれ続けました。 1990年代後半には社名をガリーナ社(Galena Industries Inc.)と変更し現在に至ります。AMTハードボーラーと同様にガリーナ・ハードボーラーが存在するのは、このような理由からです。(ガリーナ社製ハードボーラーも、スライドの刻印はAMTとなっています。) そして現在はガリーナ社は倒産状態にあるようです。

ガバメントを元にした銃の正確な数は分かりませんが、少なくとも60社以上がコピーを製造し、そのバリエーション数は数百~千種類近くになります。 ちなみに、AMT社も同様にM1911A1のコピーをロストワックス製法によるステンレス・スチールで製造しました。ハードボーラー、ハードボーラーⅡ、AMTガバメント、IAIジャベリナ 10mmオート(Javelina)がそれにあたります。また、ハードボーラーより1インチ短いコンパクト・モデル、AMTスキッパー(Skipper)もハードボーラーの仲間で、1980~1984年に製造されました。

 


faq_qアサルトライフルとマシンガンの違いが良く分かりません。 おしえてください。

faq_aこれらの違いはその機構ではなく、用途と種類の違いです。

日本ではアサルトライフルは突撃銃と呼び、マシンガンは軽機関銃(ライト・マシンガン)(LMG)、または、重機関銃(へヴィー・マシンガン)(HMG)と呼んでいます。これら軽、重機関銃をまとめてマシンガンと呼びます。 アサルトライフルとマシンガンの大きな違いとして、まず用途が挙げられます。アサルトライフルは各歩兵が装備する主要武器で、装弾数30発程度の箱型マガジンを使用します。マシンガンと同様にフルオート射撃が可能ですが、これをマシンガンとは呼びません。

通常、これらアサルトライフルはマシンガンではなく、オートマチック・ライフルのジャンルに分類されます。重量が3~5kg程度と軽量で、各歩兵が身軽に行動でき、移動しながらの射撃も容易です。有名なものに米国のM16、ロシアのAK47などがあります。 一方、マシンガンは、ライト・マシンガン、へヴィー・マシンガンといった種類に分類されますが、マシンガンそのものの機構はそれぞれの弾がベルト状に繋げられた弾を使用する「ベルト・フィード」と呼ばれる方法で給弾されます。ベルトが繋がっている限り装弾数の制限が無く、無限に撃ち続ける事ができます(実際には射撃によりバレルが加熱される為、200~300発の連続射撃でバレル交換を必要とします)。

ライト・マシンガンの多くは分隊支援火器として使用され、歩兵で構成される分隊につき1~2丁のマシンガンで歩兵の支援射撃を行います。基本的な給弾機構はベルトフィードですが、中にはアサルトライフル同様にマガジンを使用するFN MINIMIのようなライト・マシンガンも存在します。ライト・マシンガンで有名なものに、米国のブローニングBARや、M60、ベルギーのFN MINIMI、ドイツのHK23などがあります。

また、へヴィー・マシンガンは2脚または3脚を使用し、陣地に設置したり、車両や航空機などに搭載して大口径の弾を連続して撃ち出します。これは重量が重く、その殆どは1人では持ち運べない為、支援火器として使用する場合は1丁のへヴィー・マシガンにつき1組2~3人の歩兵が射撃と移動を担当します。有名なものに、ドイツのマキシムシリーズやMG34、米国のブローニングM2などがあります。

歴史的には先ずへヴィー・マシンガンが登場しました。有名なものに1800年代後半に登場したヴィッカース・マキシムや、ガトリングが挙げられます。リチャード・ジョーダン・ガトリングが開発したガトリングガンの名前はあまりにも有名です。日露戦争でのヘヴィー・マシンガンは、ロシアはドイツ製マキシムを使用し、日本軍はフランスのホチキスM1914のコピーを使用しました。その後、第一次大戦に入りマシンガンは最も発展を遂げ、1900年代初頭は接近戦を意識したサブマシンガン(SMG)、ドイツのMP18が登場しました(世界初のSMGは2つの銃身を持つイタリアのヴィラ・ペロサと呼ばれていますが、MP18はより現在のSMGに近いものです)。その後、第二次世界大戦を経てサブマシンガンが発展し、それを大型化、強力化したアサルトライフルの登場となりました。

 


faq_qM92Fで有名なベレッタですが、映画「Mission impossible」の字幕に「バレッ タ」と出てきます。これはより英語発音に近いものと考えていいんでしょうか?

 同様 にH&Kも「ヘッケラー&コック」なのか「ヘッケラー&コッホ」なのかも教えていた だけるとうれしいです。

faq_a該当映画の字幕版を拝見したことがないので、そのバレッタという訳が、Berettaを指すものか分かりませんが、もし、Berettaを指すのであれば、その訳で間違いでは無いと思います。銃の名前の呼び方には何通りも存在する事が多々あります。しかし、Beretta(ベレッタ)の表記については、日本では、「ベレッタ」として定着しています。 英語の発音では、確かに、Berettaは、「バレッタ」とも聞こえますし、該当の発音記号と照らし合わせても、「バレッタ」で間違いはありません。

米国など英語圏においてはアクセントさえしっかり発音すれば、「ブレッタ」、「ブレッラ」、「バレッタ」、「ベレッタ」のいずれでも通用します。銃の名前を母国語発音で呼ぶのか、カタカナに直して呼ぶのか、それとも英語発音で統一してしまうのか、訳し方によって呼び方も変わってきます。 日本で呼ばれている、「ヘッケラー アンド コッホ」、または、「ヘッケラー アンド コック」についてですが、「コッホ」という呼び方は、ドイツ語発音に近い呼び方で、「コック」は、英語での読み方に近くなっています。

実際に、この名前を本場ドイツ語で耳にすると、日本人(私)には、「ヘックラー ウント コッホ」に聞こえます。制式な呼び方はありませんので、好みの呼び方や、一般的に最も通用する呼び方で良いと思います。 確かに、ドイツ生まれの銃はドイツ語読みで発音するように、母国語で発音するのが一番正しいのかもしれません。しかし、日本語で呼ぶ場合には表記や発音が日本人にとって難しくなる場合があります。

また、日本ではアルファベットの日本語としての読み方、呼び方に法則があります。この法則によっても銃の日本語での独自の呼び方が定着しています。

 




 
 
 
 
 
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