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ボルトアクションライフルの撃針の安全性について

銃の画像ボルトアクションの安全性に関して質問させていただきます。

ボルトアクションでは撃針バネの圧縮を、ボルトを捻る際にカムで行う方法と、引いたボルトを押し戻すことで行う方法があると承知しております。

前者の場合、コックされた撃針は、ボルト閉鎖時はシアで、ボルト運動中はカムのミゾに引っかかって固定されていますが、後者の場合、撃針の前進を阻むものはシアのみに思え、仮に未発射の弾薬を抜き出そうとすると、圧縮された撃針バネによりボルトが勢いよく後退、突き出た撃針により暴発となりそうな気がしますが、安全上の問題はないのでしょうか。

または、なんらかの安全措置が講じられているのでしょうか。

それともボルトの質量、抵抗がかかった状態では、撃針バネの力程度で雷管は発火しないのでしょうか。

大昔にタナカの押し込みコッキング式Kar98で遊んでいた経験から質問させていただきました。

 

 

銃の画像具体的なモデル名を指定されていないので、現代の一般的なボルトアクションの構造を例に回答したいと思います。

構造は動画で見ると分かりやすいのではないかと思います。

上の動画はレミントンM700の構造を表していますが、ボルトハンドルを上げている限り撃針は後退しているため、撃針が雷管に接触することはありません。

エアガンではスプリングを圧縮するためにボルト(シリンダー)の前後運動が必要ですが、実銃では撃針の移動距離が非常に短いため、ボルトハンドルの回転運動だけで撃針のコックが可能なモデルが多く見られます。

またボルトの長いストロークは、弾薬の装填と排莢/脱砲に必要とされます。

勿論、ハンドル操作だけではコックできないモデルもありますが、いずれも撃針の移動距離は短いのが殆どで、ボルト解放中は撃針が後退します。

 

 

ステアースカウト

 

 

K31

スイスのK31はストレートプル方式ですが、ボルト後退前に撃針が後退するため雷管に接触しません。

 

 

スプリングフィールドM1903

 

 

シャイタックM200

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