銃剣(バヨネット)はどんな構造で装着されている?

faq_q21世紀においても訓練が行われ、稀に実践されている銃剣突撃(着剣戦闘)ですが、そもそも銃剣(銃身はめ込みタイプを除く)はバレルにどの様にして装着されているのでしょうか。
実際の画像を見ても銃剣のリングにバレルが通っているだけにしか見えません。
また、実際に銃剣突撃を行った場合、銃身基部や命中精度に影響は無いのでしょうか。

 

faq_a現代の着脱式の銃剣(バヨネット)の殆どは着剣ラグ(バヨネットラグ)マズルリングによって固定されています。銃によってバヨネットラグの形状や場所は様々ですが、着剣には銃剣を固定する機能を持つパーツが装備されているのが一般的です。

bayonetlug

 



下の動画では着剣の様子を解説しています。バレルの下に着剣ラグが装備されており、銃剣の柄の溝とラッチが着剣ラグにスライドして固定される構造です。マズルリングはマズル(銃口)やバレルに固定されます。

着剣ラグは軍用ライフルに装備されていますが、法律で着剣が規制されている地域もあるため、民間モデルでは着剣ラグが削り取られたり、最初から装備していないモデルも存在します。一部を除き着剣ラグが無いモデルでは着剣できません。

 

下の図は米軍のM7バヨネットの分解図です。部品番号7番と8番を左右から摘むとラッチが開放され、銃側の着剣ラグに差し込むことができます。このラッチによって銃剣が勝手に抜けるのを防いでいます。

M7 バヨネット Photo via wikimedia.org
M7 バヨネット Photo via wikimedia.org

 

着剣や銃剣突撃による影響は銃や条件次第ですが、着剣により命中精度に影響がでることがあり、バレルに重量物を載せると着弾場所が下がるなど、長距離射撃で悪影響があります。しかし、アサルトライフルの有効射程距離は500メートル以下といった中距離が多く、実際の交戦距離は100~300メートルであることが多いため、運用に影響がでるレベルではありません。

銃剣突撃による衝撃の影響も同じく、場合によっては命中精度が低下することがあります。どの程度の影響が出るかは条件次第ですので、個別に判断するしかありません。私は着剣したSKSライフルの銃剣で地面を突いたあとに100ヤードを射撃したことがありますが、命中精度の低下は確認できませんでした。運用に支障がでるほどの影響は、かなり強い衝撃を与えなければ難しいかもしれません。




 
 
 
 
 
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