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ショットガンに使用されるスラグ弾の威力とは?

ショットガンの画像

ショットガンはどれぐらいの威力があるのでしょうか?

スラグ弾が人に命中するとどうなるのでしょうか?

今回はショットガンとスラグ弾のパワーについて解説します。

スラグ弾の威力

ショットガンには散弾が広く使用されますが、散弾ではない1発弾を撃つこともできます。

この1発弾はスラグ弾(スラッグ弾)と呼ばれます。

銃の画像
Photo via gunsandammo.com

上の画像は左から順に、バードショット(散弾)、スラグ弾(一発弾)、バックショット(散弾)です。

スラグ弾には、「フォスター」「ブリニキー(ブレネッキ)」「サボ」といった種類が存在しており、いずれのスラグ弾も散弾より飛距離が長く(散弾の1.3~3倍以上)、高い殺傷力を有しています。

主な使用銃弾の種類初速
(フィート/秒)
マズルエナジー
(フィートポンド)
ショットガンスラグ(フォスター)
Remington RR12SRS
12001397
ショットガンスラグ(ブリニキー)
Brenneke 211 55 57
12461511
ショットガンスラグ(サボ)
Winchester XRS12
13501821
ピストル9mmPara1250383
リボルバー.44マグナム1180741
ライフル5.56x45mm NATO32401280

それぞれの弾薬を比較すると、スラグ弾はライフル弾並みのマズルエナジーを持っていることが分かります。

スラグ弾は他の小火器より弾頭直径が大きく重いため、より強力なストッピングパワーを持っています。スラグ弾であれば、コンクリートブロックやレンガの壁を破壊することも可能です。

スラグ弾によるダメージは他の小火器より大きくなり、近距離で人体に命中すると致命傷となる確率が非常に高いといえます。

命中箇所等条件によりダメージの大きさは異なりますが、胴体に命中すると、骨は粉砕骨折され、臓器は致命的なダメージを受けます。弾は貫通することもあれば体内に残る場合もあります。

頭部へ命中すると、文字通り頭を吹き飛ばすことが可能です。

顔面に命中すると弾は貫通、脳は殆ど排出され、原形をとどめない状態となり、多くのケースで生存が難しいといえます。

過去の珍しい事例では、自殺を試みて12ゲージショットガンでスラグ弾を使用して顎を撃ち抜き、顎、口、鼻、眼球を全て失ったものの、脳の損傷を逃れたために一週間以上生存した事例があります。

しかし、殆どは即死となることが多いでしょう。

カヅキオオツカ (著)銃器使用マニュアルには、銃創を確認できる遺体の写真が多数掲載されていますので参考になると思います。

(グロ画像が苦手な方にはお勧めしません)

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