鉄の薬莢は真鍮より耐久性が劣る?

FAQ Q質問なのですが、薬莢の素材についてです。軟鉄製の薬莢は真鍮製に比べて錆びやすいや千切れやすいといったことをよく見るのですが本当でしょうか。ロシア軍などで主流として軟鉄製の薬莢が使われていると聞いたことがあり、軍隊で使われているのもが本当にそのような欠陥があるのかと思い質問させて頂きました。

 

FAQ A「スチール(鉄)か?ブラス(真鍮)か?」という議論には様々な意見があり、主題となるのは、アキュラシーや、銃の作動に関する内容が多いと感じます。ケース(薬莢)自体の耐久性について大きく語られないのは、一方のケースが特筆して問題が多いとは断定できず、ケースの破裂や切断は素材に関わらず発生するためではないでしょうか。私の体験でもスチールケースの耐久性に疑問を持ったことはありません。

 

問題はケース(薬莢)よりパウダー(火薬)にアリ

ロシア製のスチールケースには表面がポリマーなどでコーティングされているものが多く、環境による劣化や腐食に対する耐久性は確保されています。発射時に発生するガス圧に対してもSAAMIの基準を満たしており、安全上問題が無いといえます。(もし深刻な問題があれば、米国内で販売を継続するのは厳しいでしょう。)

スチールケースはコストが安く、使用されるパウダーが粗悪でカーボンの付着が激しいといった原因でスチールケースの弾薬が選択肢から外されることはありますが、それはケースの耐久性とは別の問題だと考えられます。銃と弾には相性があり、特定のモデルにスチールケースを使用するとフィーディング・ジャムや作動停止など問題を生じることがあります。特に安価なスチールケースの弾薬は、連続してノンクリーニングで射撃を継続すると症状が顕著で、千発単位で撃つと問題が起こりやすくなります。これを防止するには、定期的なクリーニングが必要です。

ご質問の「千切れやすい」という問題の原因は、チェンバーの張り付きか、ヘッドスペースなど銃本体の問題、またはパウダーの不良、ケースの成形不良、リロードミスなどが考えられます。チェンバーへ張り付くリスクはブラスケースより高いかもしれませんが、多くの場合はクリーニングで解決できます。

 

コストのスチール製、信頼性のブラス製

フルオート火器ではチェンバー内が加熱しやすく、スチールケースの表面に施されたコーティングが溶けてチェンバーに張り付くことでジャムの原因となることもあります。しかし、それは頻繁に発生する問題ではありません。ブラスケースと比較すると確かに信頼性に劣るといえますが、スチールケースは低コストであるため、あえてスチールケースを選択するユーザーも多く存在します。もしコストより作動の信頼性重視であれば、ブラスケースを選択する方が良いでしょう。

参考:http://www.luckygunner.com/labs/brass-vs-steel-cased-ammo/

 

 


 
 
 
 
 
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